シャープは15日、ノンフロン冷凍冷蔵庫「プラズマクラスター冷蔵庫」6機種を発表した。価格はオープン。
新モデルの最大の特徴となるのは、冷蔵室に加え、野菜室(上段ケース)にも搭載されたプラズマクラスターイオン発生ユニット。冷蔵室では、ドア開閉の後に冷気とともにプラズマクラスターイオンを庫内に放出し、約40分間で浮遊カビ菌を除去。開封後の飲料パックの注ぎ口などに付着した菌も抑制してくれる。また野菜室では、高濃度のプラズマクラスターイオンの放出により、野菜や果物の表面に付着した雑菌を約24時間で除去することが可能になったという。
同製品は、省エネ技術「e-coolシステム」を導入。同技術では、低回転領域を拡大したコンプレッサーと、その能力を引き出すワイドリニアインバーターを採用。使用条件に合わせて運転制御の適正化を図り、高い省エネ性を実現するとともに、冷気経路の効率的な設計、冷気の風量ロスの削減、放熱パイプの効率的配置による熱ロス低減などで消費電力量を削減している。
さらに、独自の冷気風量・風向コントロールとヒーター制御により、高い透明度を実現したという製氷機能「キラット製氷」や、LEDを導光板で面発光させることで庫内全体を均一に照らし、従来機「SJ-KF50R」比約2倍の明るさが得られるという「キラット庫内」、うるおいクールパネルによる独自冷却方式により、うるおいを補給しながら冷やし、食品の鮮度と栄養を守る「ミスト冷却」が搭載されている。
このほか、冷蔵室の底面を女性の身長に合わせて少し低目に設定することで重いボトルなどの出し入れも楽になるという「出し入れラクラクライン」、スリム幅65cmのフレンチタイプながら、大型ボトルがたっぷり収納できるドアポケット(SJ-XF47S/XF44S)、冷蔵庫のドアを長く開けているとLEDランプが温度上昇を知らせてくれる「エコサイン」、冷蔵庫の使用状況に合わせてコンプレッサーの運転を切り替え約10%節電できる「エコモード」など、使いやすさと省エネに配慮した工夫が盛り込まれている。ラインナップ、発売日などは表のとおり。
ノンフロン冷凍冷蔵庫仕様
タイプ | 型名 | 定格内容積 | 発売日 | 希望小売価格 | 推定市場価格 |
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フレンチドア | SJ-ZF52S | 515L | 11月30日 | オープン | 27万前後 |
SJ-XF52S | 515L | 11月14日 | 25万前後 | ||
SJ-XF47S | 465L | 10月10日 | 24万前後 | ||
SJ-XF44S | 440L | 10月10日 | 23万前後 | ||
どっちもドア | SJ-XW47S | 465L | 11月4日 | 23万前後 | |
SJ-XW44S | 440L | 11月4日 | 22万前後 |