愛妻弁当から自分でつくるお弁当に……
『毎朝パパッとできる! 野菜たっぷりお弁当レシピ~うまさ太鼓判! "弁当男子"おすすめのヘルシー弁当~』(1,300円)B5判・96ページ |
"草食男子"がブームとなり、自分のお弁当を自分でつくっちゃう"弁当男子"なんて言葉も登場した。弁当男子になった理由の多くは「料理が好きだから」「節約のため」といったところだが、「別居」という方も。遠藤やすひろさんは、別居がきっかけで弁当男子となり、自身のブログ「既婚配偶者なしのお弁当ブログ」も人気を集めている。このブログを書籍化したのが『毎朝パパッとできる! 野菜たっぷりお弁当レシピ~うまさ太鼓判! "弁当男子"おすすめのヘルシー弁当~』だ。
別居前は奥さんにお弁当をつくってもらい、毎日職場に持っていっていたという遠藤さん。しかし事態は一変し、別居をすることに……。職場で「どうして愛妻弁当持ってこないの? 」と聞かれるのを避けるために、自分でお弁当をつくるようになったのだとか。
これを機に、料理に目覚めた遠藤さん。オリジナルレシピを紹介する「既婚配偶者なしのお弁当ブログ」は男女問わず人気を集め、ブログのアクセスランキングでも常に上位にランクインするほどだ。
12日に毎日コミュニケーションズより発売となる『毎朝パパッとできる! 野菜たっぷりお弁当レシピ~うまさ太鼓判! "弁当男子"おすすめのヘルシー弁当~』には、ブログ読者に人気のレシピTOP10の他、「肉系」「魚系」「野菜系」「パスタ系」などとカテゴリワケされたレシピ、塩豚や鶏ハム、ナンプラー豚といったアレンジが自由自在にできるオリジナルおかずのつくり方も収録している。
また、遠藤さんが日本ベジタブル&フルーツマイスター協会認定のジュニア・ベジタブル&フルーツマイスター(野菜ソムリエ)の有資格者でもあることから、同書には野菜をうまく活用したレシピも目立つ。
ここから、人気No.1レシピ「塩豚と葉っぱのまぜごはん」と麻婆豆腐ならぬ「麻婆大根」を紹介。あなたもこれを機に弁当男子になってみる!?
「塩豚と葉っぱのまぜごはん」
「このお弁当箱は、ベトナムへ赴任していた友人がお土産で買ってきてくれたものです。なんでもラオスで現地の人が使っているお弁当箱だとか。これでおこわを作って持っていくそうです。(このまま蒸かすのかな? )ベトナム、ラオスあたりをイメージしたまぜごはんを作ってみました」(遠藤さん)
材料(2人分)
塩豚 100g / わさび菜 1/2束 / 香菜 2束 / レモンバーム 適量 / ピーナッツ 適量 / にんにく 1片分 / ごはん(お好みで。今回は玄米、押麦) 1~1.5合
ヌクマム 小さじ1/2 / シーズニングソース 小さじ1/2 / グリーンカレーペースト 小さじ1 / 砂糖 小さじ1/2 / サラダ油 適宜 / コショウ 適宜
つくり方
- 塩豚は厚さ5~6mm程度にスライスして、さらに5~6mm幅で拍子木状に切る。
- わさび菜、香菜、レモンバームは2~3cmのざく切りにする。ピーナッツは粗く砕く。
- フライパンにサラダ油をひき、みじん切りにしたにんにくを炒める。
- 香りがたってきたら1の塩豚を入れ、よく炒める。
- 肉に火がしっかりとおったら、ヌクマム、シーズニングソース、グリーンカレーペースト、砂糖、コショウで味付けする。
- ごはんに炒めた塩豚とピーナッツを入れてしっかり混ぜ合わせる。味を見て、コショウで味をととのえる。
- ざく切りにした2を入れてさらに混ぜ合わせて完成。
「麻婆大根」
「私のお弁当ではド定番の麻婆ネタ。実は料理をはじめて間もない頃、市販の麻婆の素を使わずに作ってみたら、これが意外に簡単で美味しくできたのです。それに感動して、以来、豆腐や茄子だけでなく、さまざまな野菜で作って「麻婆なんちゃら」を楽しんできました。その中でも大根はお気に入りの麻婆ネタのひとつです。葉や茎も捨てないで使ってくださいね~。彩りが良くなるし、なにより美味しいですから! 」
材料(お弁当1回分)
(基本の麻婆)豚挽肉 70g / 長ねぎ 15cm / にんにく 1片分 / 生姜 1片分 / 豆鼓(とうち) 小さじ1(なくてもOK) / 豆板醤 大さじ1 / ごま油 大さじ1 / 水 大さじ3
(A)味噌 大さじ1 / 砂糖 小さじ1 / オイスターソース 大さじ1 / しょう油 大さじ1/2 / 酒 大さじ1 / 山椒 小さじ1
(B)片栗粉 小さじ1 / 水 大さじ1 / 大根 適量
つくり方
- 大根は厚さ5mmのいちょう切り、茎の部分は長さ1cmくらいで切り、ともにかために下茹でしておく。
- 長ねぎ、にんにく、生姜、豆鼓をみじん切りにする。
- (A)(B)を混ぜ合わせておく。(A)のオイスターソースとしょう油の分量は逆でもOK。お好みで)
- 中華鍋(もしくはフライパン)を熱してごま油をひき、弱火で豆鼓を炒める。
- さらに、にんにく、生姜、長ねぎを入れて炒める。
- 香りが立ってきたら豆板醤を入れてざっくり混ぜ合わせ、 火を強めて挽肉を入れて、ほぐしながら炒める。
- 肉から出る脂が透明になってきたら大根を入れて炒め、 しんなりしてきたら(A)を加えて、混ぜる。
- 水を加え、沸騰してきたら火を止て(B)を回し入れる。 9.手早く混ぜ合わせ、再度火(中火)をつけてとろみをつける。