頭髪医療分野の最新治療情報を提供するNPO法人、F.M.L毛髪医学研究会(※)は、「髪 川柳」の入賞作品を発表した。
※F.M.LはFuture Medical Laboratory(近未来医療研究会)の略。
同川柳は、関連診療施設が今年7月に開院10周年を迎えることを記念して募集し、応募総数は2,571句に上った。薄毛や白髪といったヘアスタイルの悩みにまつわる作品や、ヘアケアに関する作品など様々なテーマの句が寄せられたとのこと。
数ある力作から選ばれた、栄えある大賞作品は「ストレスか 遺伝かそれとも 運命か」(雅号 : RAMIA)。超有名シンガーに似ているRAMIAさんの兄が、年を経るごとに薄くなった髪まで似ていく姿を見て、管理職となったストレスや母方の祖父の遺伝もあるかもしれないが、有名シンガーに似るように運命付けられていたのではないかという発想が光る作品だ。選考委員からは「あの方になってしまう前にストレス発散、生活習慣、ヘアケアなどできることから始めてほしいものです。きっと別の運命が開けると思います」とコメントを寄せている。
優秀賞には「ああ無情 メタボな体に 痩せた髪」(雅号 : ヘルンヘア)。20代の頃は長身でスリムなモデル体型で、ロングヘアを風になびかせ楽しい毎日だったのに、アラフォー世代となった今では体が太り始め、毛髪は衰えていく、その無常さを詠んだ秀逸な作品となっている。佳作5作品は「草食が 海草食に なる男子」(雅号 : 馬左史)、「景気より 毛域回復 祈る父」(雅号 : ゆめのすけ)、「『大丈夫よ』 薄毛の夫に "愛"言葉」(雅号 : 津栗みち)、「厚化粧 妻に対して 薄毛症」(雅号 : mayu)、「我が人生 光った所は 頭だけ」(雅号 : よし得)。