経済産業省は11日、省エネ家電の購入促進を目的にしたエコポイント制度の実施状況について発表した。8月31日現在で申請受付数は152万5,850件で、発行したポイントは約104億ポイント(1ポイントは1円分)で、うち約86億ポイントはすでに交換されている。
エコポイントの申請受付開始は7月1日。8月末までの2カ月間に約150万という申請数について、経済産業省は「着実に増えている」としている。申請者の購入家電の内訳をみると、もっとも多いのがテレビで約65.5%、エアコンが約23.9%、冷蔵庫が約10.6%という結果だった。
また、交換商品の約94%は「商品券・プリペイドカード」で、地域型商品券や地域産品などを圧倒。細かくみると、全国百貨店共通商品券などの「流通系商品券」が約33%でもっとも多く、図書カードやフラワーギフトカードなどの「生活関連券」の約22.6%、JCBギフトカードなどの「クレジット系商品券」の約22.2%が続いた。そのほかでは「WAON」などの電子マネーを含む「流通系プリペイドカード」が約9.0%、「食品・飲食券」が約4.5%など。
地域型商品券への交換は全体の約2.5%と苦戦。また、地デジアンテナ工事や省エネ電球・電池など「購入店舗交換数」も約0.7%にとどまっている。