東芝は10日、160GBの記録容量を実現した1.8インチHDD「MK1634GAL」を商品化、量産を開始していると発表した。磁気ヘッドおよびディスクの磁性層の改良により、1.8インチHDDとして業界最大という、面記録密度723Mbit/平方mm(467Gbpsi)を実現した。

1.8型で160GB容量を実現した「MK1634GAL」

ほか、同社独自の静音シーク技術により、シーク時の騒音が従来機種(MK1231GAL)に比べて5dB低減し、15dBとなった。また、エネルギー消費効率についても従来機種(同)と比べ約24%改善されている。

主な仕様は、プラッタ枚数は1枚で、ヘッド数は2。インタフェースはPATA。回転数は4,200rpmで、平均シーク時間は15msec。騒音は、シーク時15dB、アイドル時14dB。本体サイズ/重量はW54.0×D71.0×H5.0mm/48g。

あわせて、容量120/80/60GBの派生モデルも、9月下旬より量産を開始するとしている。基本的な仕様は160GBモデルとほぼ共通だが、80/60GBモデルについては磁気ヘッドの数が1つとなっている。