パイオニアは7日、「SERIES3」のスピーカーシステム4製品と、スピーカースタンド、AVローボードラックを発表した。発表されたラインナップは、トールボーイタイプの「S-31-LR」、ブックシェルフタイプの「S-31B-LR」、センタースピーカー「S-31C」、パワードサブウーファー「S-51W」、スピーカースタンド「CP-31B」、AVラック「B-HT500」。発売は、10月上旬を予定している。価格は、S-31-LRが6万4,000円(2台1組)、S-31B-LRが2万7,000円(2台1組)、S-31Cが1万9,000円(1台)、S-51Wが4万9,000円、CP-31Bが1万6,000円(2台1組)、B-HT500が8万2,000円となっている。

フラッシュサーフェスデザインが特徴的な「SERIES3」。左側がサランネットを外した状態で右側が取り付けた状態。写真は、トールボーイタイプの「S-31-LR」

「SERIES3」は、フランス人のデザイナー、スティーブ・セネスカット氏による、ヨーロッパの最新デザインを採用するスピーカーシステム。特徴となっているのが、フラッシュサーフェスデザインの採用。一般的ななスピーカーシステムでは、バッフル板に開けられた穴に取り付けたスピーカーユニットは、フランジの分だけ、手前に飛び出した形になるが、SERIES3では、バッフル板のスピーカー取り付け穴の周囲を、スピーカーユニットの外径に合わせて削り、ユニットを一段奥に取り付けている。また、グリルネットも、格子を排除したものが採用されており、グリルネットを装備した状態で、スピーカーシステムの前面がフラットになる。これにより、不要な音の反射などを防ぐだけでなく、インテリア性も高められている。

エンクロージャーは、後ろ側が絞られたティアドロップ型。ユニットは、2.5cm径のソフトドームツイーターに、10cm径のウーファーをダブルで使用する。マルチチャンネル環境で使用する際に、各スピーカーの音色を揃えるために、トールボーイ型のS-31-LR、ブックシェルフ型のS-31C、センタースピーカーのS-31B-LRのいずれも同じ構成を採用している。

S-51Wは、20cm径ウーファーを搭載するパワードサブウーファーで、実用最大出力150W。スピーカースタンドのCP-31Bは、S-31C用で、高さを48-80cmで調整可能。また、AVラックB-HT500には、センタースピーカーのS-31Cを収納するためのスペースが用意されている。

S-31-LR S-31B-LR S-31C
インピーダンス
再生周波数帯域 38-40kHz 45-40kHz 45-40kHz
出力音圧レベル 84dB 82 dB 84dB
最大入力 120W
サイズ(W×H×D)mm 202×1006×230 152×235×197 364×146×177
質量 8.8kg 2.5kg 3.6kg