インターネットを活用して新しい生命保険サービスを提供するライフネット生命保険は、脳に関する意識調査の結果を発表した。同調査は8月12日~8月18日の5日間、10代~50代の男女を対象にモバイルリサーチにて行なわれ、1,000名から有効回答を得た。

有職者477名に対し、自分自身の脳のタイプは右脳と左脳のどちらかについて聞いたところ、43.8%の回答者が「右脳タイプ」(「右脳タイプ」(12.6%)、「どちらかというと右脳タイプ」(31.2%)の合計)と回答。一方、「左脳タイプ」(「左脳タイプ」(24.3%)、「どちらかというと左脳タイプ」(31.9%)の合計)と答えたのは56.2%で、「左脳タイプ」の人が「右脳タイプ」より12.4ポイント上回った。

さらに、脳タイプ別の年収を尋ねたところ、「右脳タイプ」(209名)の平均は452万円、「左脳タイプ」(268名)は455万7千円となり、「左脳タイプ」の人の方が、3万7千円ほど年収が高くなった。それぞれのタイプの年収の分布を見ると、「左脳タイプ」の場合「300万円未満」の回答者は31.7%だったが、「右脳タイプ」は40.7%と、「左脳タイプ」の割合を9.0ポイント上回る結果に。しかし、比較的年収が高かった「900万円以上」(「900万円以上~1000万円未満」、「1000万円以上」の合計)に注目してみると、「左脳タイプ」では4.5%にとどまっているのに対し、「右脳タイプ」では10.0%と「左脳タイプ」の2倍以上の値となっている。

学生のころ得意だった教科(複数回答形式)での平均年収を見ると、最も年収が高かった教科は「物理」(86名)で559万5千円、2番目に高かった教科は「化学」(95名)で518万5千円、3番目に高かったのは「数学」(189名)で497万2千円となり、同社は「『理系』の科目が得意だった人の年収が高くなる傾向がある」と分析している。この結果と、脳タイプ別の得意教科を結び付けて推察すると、「左脳タイプ」の人の場合、「右脳タイプ」の人より、「数学」や「物理」、「化学」が得意であった人が多いことから、「左脳タイプ」で「理系」科目が得意だった人の方が高い給与水準にあることが推察できるという。

また有職者477名に対し、上司にしたい脳のタイプを聞いたところ、自分自身が「右脳タイプ」の人(209名)の場合、「左脳タイプ」の上司と回答したのは61.3%で半数を超えた。また、自分自身が「左脳タイプ」(266名)と回答した人に、同じ質問をしたところ、「左脳タイプ」の上司との回答は75.8%と、こちらも半数を大きく上回る結果となり、上司にしたい脳のタイプは「左脳タイプ」が多いことが分かったという。

部下にしたい脳のタイプを聞くと、自分自身が「右脳タイプ」の人(209名)の場合、「右脳タイプ」の部下と回答したのは58.8%で半数を超えた。一方、自分自身が「左脳タイプ」(266名)と回答した人では、「左脳タイプ」の部下との回答は67.5%となり、部下にしたい脳のタイプは自分と同じ脳のタイプであることが明らかとなった。