米Googleは9月3日(現地時間)、同社の提供する携帯向けアプリサイト「Android Market」において複数の新機能追加を発表した。これは間もなく登場する新バージョンのAndroid 1.6に向けたアップデートで、アプリ選択画面に4種類のサブカテゴリが追加されたほか、開発者が自身のアプリに専用アイコンや説明文、スクリーンショットなどを加えてより詳細に内容を解説できるようになっている。

これはAndroid Developers BlogでEric Chu氏によって紹介されているもので、新機能の簡単なプレビューがYouTubeのビデオで確認できる。追加されたサブカテゴリは「sports」「health」「themes」「comics」の4種類。開発者は新旧問わずに自身のアプリにカテゴリを割り当てられる。また前述のようにスクリーンショットを含めた詳細なアプリの紹介文を用意できるようになったため、アプリの魅力を最大限にアピールできるようになったといえる。


InformationWeekによれば、Android Marketはオープンからすでに8,000以上のアプリが登録されるなど活況を呈しているものの、一部開発者からはライバルにあたるAppleのApp Storeに比べて大きな利益を得にくいという苦情が上がっているという。その理由の1つとして挙げられているのが、Android MarketにおけるナビゲーションUIの問題で、目的のアプリを探したり、その魅力を十分に伝え切れていないという点だ。今回の変更では「Top Paid」「Top Free」といったランキングも追加され、よりApp Storeのナビゲーションに近くなっている。ある意味でこうした開発者や利用者らの声に応えた形だ。