三菱自動車は、オンロードSUV「アウトランダー」を一部改良し、CVT制御や走行抵抗を低減して燃費向上を図って、環境対応車普及促進税制適合グレードを従来の2WDに加えて4WDモデルにも拡大した。また、3Lエンジン搭載モデル「30G」「30MS」グレードを廃止し、最上位グレードとして「24G Premium」を新設定した。価格は210万円-288万7500円。
一部改良は「ROADEST」を除き、CVT制御を見直し、走行抵抗を低減させることで2.4Lエンジン搭載車の10・15モード燃費を4WD車で11.6km/Lから12.2km/Lに、2WDでは12.2km/Lから12.6km/Lに向上した。これにより、4WD、2WD車ともにエコカー減税50%軽減対象車となった。
外観では24G Premiumを除き、新デザインのメッキフロントグリルや、ワイド感を強調したリヤバンパーを採用、24G Premiumではメッキサイドシルガーニッシュを採用した。また、24MS、24G、24G Premiumには新デザインの18インチアルミホイールを採用した。そのほか、新デザインのウインカー付電動格納式リモコンドアミラーを装備する。ボディカラーは新色のクォーツブラウンメタリックとコズミックブルーマイカの2色を追加し、既存色のユーログリーンメタリック、プラチナベージュメタリック、ディープブルーマイカを廃止して計7色とした。
インテリアでは24G、24G Premiumのドアトリム、メーター上部、グローブボックス上面にステッチ付き合皮貼りソフトパッドを採用、シート生地をスエード調ベロア&メッシュファブリックに変更した。また、24E、24Mを除くモデルに新デザインのハイコントラストメーターとカラー液晶マルチインフォメーションディスプレイを採用したほか、運転席&助手席のバニティミラーには照明が追加された。
そのほか、4WD車にヒルスタートアシストを採用したほか、急減速時やABS作動時にハザードランプを通常の2倍の速度で点滅させ後続車に警告するESS(緊急制動信号システム)、24MS、24G、24Premiumには乗降時にポジションランプやヘッドライトを30秒間点灯させ、夜間の乗降に安心感をあたえる、ウェルカムライトやカミングホームライト機能を追加した。