ホンダ技研工業は、同社のミニバン「ストリーム」「オデッセイ」「エリシオン」の装備内容や仕様を変更するとともに、本年4月から施行されているエコカー減税とエコカー補助金に適合したタイプを拡大する。変更・追加されたモデルの価格はストリームが203万円から241万円、オデッセイが239万円から361万円、エリシオンが291万円から461万円。また、国土交通省の発表に伴った福祉車両のエコカー減税適合についても合わせて適合機種を発表した。
ストリームは、「X スタイリッシュパッケージ」をベースにエアロパーツやブラック内装や15インチアルミホイールを装備した新タイプ「ZS」を追加。エコカー減税(環境対応車普及促進税制)とエコカー補助金(環境対応車普及促進対策費補助金)に対応した。減免率はおおむね50%。また、「RST」と同タイプのフロントグリルや大型テールゲートスポイラーなどを装備した「Sパッケージ」と、Honda HDDインターナビシステムやキーレスエントリーを装備しつつ値段を抑えた「HDDナビパッケージ」を設定した。
オデッセイは、「M」グレードをベースに、装備内容を見直して価格を抑えた新タイプ「M・ファインスピリット」を追加。エコカー減税と補助金に対応した。減免率はおおむね75%。そのほかの主な変更点は以下のとおり。
- 「M・ファインスピリット」と「M」に、エアロパーツやフォグライト、本革巻ステアリングホイール、専用ブラック内装をパッケージした「エアロパッケージ」をに設定 *「M」に16インチアルミホイールとコンフォートビューパッケージ(親水/ヒーテッドドアミラー+熱線入りフロントウインドウ+フロントドア撥水ガラス)を標準装備
- 「アブソルート」にコンフォートビューパッケージを標準装備し、内装色にチェスナット ブラウンを新設定
- Honda HDDインターナビシステムにマルチビューカメラシステムや12セグ/ワンセグTVチューナーをパッケージとした「マルチナビパッケージ」を全タイプに設定
エリシオンは、2.4L FF車に加え、2.4L 4WD車もエコカー減税、エコカー補助金に対応した。減免率はおおむね50%。
また、8月25日に国土交通省が発表した「特定改造自動車のエネルギー消費効率相当値の算定実施要領」により、装置型式指定車の福祉車両についても、本年4月までさかのぼって減税措置を受けられることになった。対象車種などについてはホンダのホームページに掲載されている。