VMware vCenter - 1ランク上の仮想化管理を実現

続いて、新たなプロダクト群として前日に発表された「VMware vCenter Product Family」が紹介された。

Maritz氏は、VMware vCenter Product Familyについて、これまで提供してきた仮想環境の管理製品群に、ポリシーベースでアプリケーションを自動管理する能力を持たせたものと説明。「データセンターのように複雑な管理を強いられる大規模環境においては特に有効である」と付け加えた。

さらに同製品群の1つに位置づけられる「VMware vCenter Lab Manager」のデモも披露し、開発者が求めるテスト環境や開発環境が瞬時に出来上がる様子を壇上で示した。

VMware vCenter Product Familyの機能ポートフォリオ

仮想インスタンスのクローン作成なら名前を付けて配備先を選択するだけ。新しい環境を作成する際も、左写真のように必要リソースを指定するだけで出来上がる

VMware Go - SMB仮想化導入の強い味方

今回のVMworldでは、仮想化の"間口"を広げるための取り組みも発表された。それがVMware Goである。

VMware Goは、同社が提供するハイパーバイザーの無償版「VMware ESXi」の導入をサポートするWebサービスである。同サイトを利用することで「わずか数クリックでコンフィギュレーションとインストールが終わる」(Maritz氏)と言い、「これまで導入の煩雑さから仮想化技術の利用を躊躇っていたSMBの皆さんも気軽に試すことができるようになる」(Maritz氏)と説明した。

SMB向けの仮想化導入支援を強化。新サービスとして「VMware Go」が無償で提供される