トレンドマイクロは同社の総合セキュリティソフト「ウイルスバスター」シリーズ最新版となる「ウイルスバスター2010」を発表、9月4日より店頭での販売を行う。ダウンロード版は先行して、トレンドマイクロ・オンラインショップなどで2日より開始。対応OSは、Windows XP(SP2/3) / Vista(SP1/2 32/64bit) / 7(32/64bit)、Mac OS X 10.4.11以上、10.5.5以上。ラインナップは、パッケージ版、ダウンロード版ともに1年版 / 3年版 / 6ユーザパック、保険&PCサポート製品と幅広いが、パッケージ製品「ウイルスバスター2010 1年版」のトレンドマイクロ・オンラインショップ価格は5,980円となる。ラインナップの詳細は以下の通り。
パッケージ | トレンドマイクロ・オンラインショップ価格 |
---|---|
「ウイルスバスター 2010 1年版」 | 5,980円 |
「ウイルスバスター2010 3年版」 | 12,800円 |
「ウイルスバスター2010 6ユーザパック」 | 9,800円 |
「ウイルスバスター2010 + 保険&PCサポート 1年版」 | 7,980円 |
「ウイルスバスター2010 + 保険&PCサポート 3年版」 | 16,980円 |
「ウイルスバスター 更新パック」 | 6,705円 |
ダウンロード版 | トレンドマイクロ・オンラインショップ価格 |
「ウイルスバスター2010 ダウンロード1年版」 | 4,980円 |
「ウイルスバスター2010 ダウンロード2年版」 | 8,980円 |
「ウイルスバスター2010 ダウンロード3年版」 | 11,800円 |
「ウイルスバスター2010 6ユーザーパック ダウンロード版」 | 8,980円 |
「ウイルスバスター2010 + 保険&PCサポート ダウンロード 1年版」 | 6,980円 |
「ウイルスバスター2010 + 保険&PCサポート ダウンロード 2年版」 | 11,900円 |
ウイルスバスター2010 + 保険&PCサポート ダウンロード 3年版 | 15,980円 |
同社がMacユーザーに対して行った調査によると、50.8%のユーザーがMacに対応したセキュリティソフトを導入しておらず、また73.9%のユーザーがWindowsも所有しているという回答結果が得られており、これをもとに、新バージョンでは、Windows、MacのOSを問わず1シリアルで3台まで自由に組み合わせて利用できる"ウイルスバスター"となった。
ウイルスバスター2010では「パソコン利用中にストレス(動作の重さ)を感じることなく安全にインターネットを楽しめる環境を提供するすべてのインターネットユーザのための総合セキュリティソフト」をテーマに掲げる。起動時間を従来比30%、クイック検索時間を20%それぞれ短縮するなど、より軽快な動作が追求されている。
PCがアイドル状態のときにのみパターンファイルのアップデートや予約検索を開始する「アイドルタイムスキャン」の実装、ソフトウェアの履歴やメッセンジャーの履歴をクリーニングする機能なども搭載されているほか、不正プログラムと思われるファイルの情報を同社データベースに送信、分析結果をWebレピュテーション情報に反映し、迅速に保護するクラウドベースの「Trend Micro Smart Protection Network」関連技術も搭載される。
そのほか、ブラウザ上でのキー入力情報を暗号化するツール「Guarded Standard」を9月中に提供。ユーザーは、同社がこれまで提供してきたパスワード暗号化に加え、IDや住所、氏名などの入力フィールド暗号化も可能になる。
Mac版では、Trend Micro Smart Protection Network技術のほか、クイック検索/リアルタイム検索/カスタム検索/予約検索/圧縮ファイル検索など、状況に応じた複数のウイルス検索を備え、ウイルス/スパイウェアの隔離処理、感染ファイルの自動駆除などを用いてウイルス/スパイウェア対策が可能になる。また、金融機関やショッピングサイトに偽装するフィッシング詐欺対策、有害サイトへのアクセスをブロックする有害サイト規制などの機能も搭載する。