ボージョレーワイン委員会はこのほど、2009年ヴィンテージのボージョレーワインに関する情報を発表した。

今年の気候は、1月~4月は平均よりも1.4℃低く、5月~7月は平均より2.1℃高かったという。特に5月は1959年以来、最も高い気温を記録したとのことだ。5月~7月にかけては日照時間が91時間を超えており、3月~7月の平均気温は1968年以来、最も高かったとコメントしている(ただし、2003年を除く)。これにより、2009年の気候はぶどう栽培において理想的であったとしている。

8月半ばの時点で、ぶどうの糖分は異例なまでに日々上昇。pHは非常に低く、糖分と酸のバランスに優れているという。色づきも良く、最良の成熟度に達したぶどうが収穫できる予定。

ぶどうの収穫は8月27日~9月12日までの予定となっており、収量は控えめで一株あたり平均11.8房の収穫が予想されている。これは「すばらしい品質の兆しとも言える」とのことで、「並外れた年と言われた2005年をも超えるヴィンテージとなるであろう」(同委員会)。なお、今年のボジョレー・ヌーヴォーの解禁日は11月19日。