東芝は2日、640GBの記録容量を実現した2.5インチ SATA HDD「MK6465GSX」を商品化し、今月よりサンプル出荷を開始すると発表した。プラッタ2枚構成の2.5インチHDDとしては業界最大容量という。あわせて、500GB/320GB/250GB/160GBの製品も発表されている。

「MK6465GSX」

磁気ヘッドやディスクの磁性層の改善により、面記録密度817.9Mbit/平方mmとしたことで、業界最大クラスの記憶容量である640GBを実現。エネルギー消費効率も改善しており、従来機種(「MK5055GSX」)と比べて約28%向上した。ほか、磁気ディスク装置の落下を検知して衝突前にヘッドを退避させるフリーフォールセンサー機能をオプションで搭載可能だ。

MK6465GSXの主な仕様は、記憶容量は640GB、バッファ容量は8MB、プラッタは2枚(ヘッド×4)、インタフェースはSATA 3Gbps、回転数は5,400rpm、平均シーク時間は12ms。騒音値はアイドル時、シーク時ともに25dB。本体サイズ/重量はW69.85×D100.0×H9.5mm/102g。