IGRいわて銀河鉄道は、奥中山高原駅の名誉駅長を務めていたヨークシャー・テリアのマロンが8月29日の夕方に永眠したと発表した。
マロンは奥中山高原駅の委託駅員の愛犬で、2000年9月から改札口で利用客の見送りや出迎えを行っており、その愛くるしい姿が話題となっていた。同社では、2008年にマスコット的な存在となったマロンを名誉駅長に委嘱。同年に講談社から写真集『駅長マロン』が発行されると、テレビや新聞等のメディアからも取り上げられ、全国からマロン駅長のファンも訪れるようになったという。
最近は気管支炎のため加療中だったが、8月29日夕方に息を引き取り、既に火葬も行われたとのこと。これをうけて同社では、当分の間は奥中山高原駅や通信販売などで取り扱ってたマロン駅長関連グッズの「プロジェクターライト」「マロン駅長記念きっぷ」「ネックストラップ」の販売を見合わせるとしている。なお、同社では奥中山高原駅にてマロン駅長のお別れ会を構想中とのこと。