両氏が情報整理のカギとして紹介したのがOffice System製品群の1つ、OneNoteだ。

セミナーもPowerPointではなく、OneNoteで進められた

OneNoteの最大の特長は、レイアウトにとらわれず、テキストや手描きのメモ、図形、ExcelやWordなどのOfficeファイル、CADやPDFなど他のソフトなどを、1枚のノートという“台紙”に自在に貼り付けられる点にある。

さらにタブレットPCであれば、既存のノートに自由に書き込むことができる。つまり、ホワイトボードに書き込むのと同様の感覚で配付資料に書き込め、保存できる。

配付資料や会議の記録などに、メモやファイルを自在に追加できる

また、OneNoteはファイルの同期機能を備えており、同期させたファイルを変更すると、共有している他ユーザーのファイルにおいても同じ箇所が自動で変更されるのだ。これにより、顔を合わせての会議ではもちろん、遠隔地間であっても同じノートを使った会議を円滑に実行できるという。

自動同期機能を備えるOneNote

そのほか、スクリーンショット機能により、他のソフトから画面の一部を切り出してノートに貼り付けることも可能だ。もちろん、貼り付けた画像への手描きやテキストのメモ書きもできる。

Excelなど他のソフトの画面を取り込み、メモの追加も可能