ビッグアイランド キャンディーズはその名の通り、クッキーだけを販売しているわけではない。クッキーのほか、チョコレートやコーヒーも販売している。しかし、主力製品は何といってもクッキーだ。

同店の商品はハワイ島のヒロにある工場兼店舗、もしくは通販でしか購入できない。当然、オアフ島では買うことができず、実際、オアフ島でビッグアイランド キャンディーズのクッキーを見かけることはなかった。その"限定感"が観光客のココロを煽り、皆、競うように買い込んでいる。

ホノルル クッキー カンパニー同様、ショートブレッドは、"チョコレートがけ系"とそうではないものに分けられる。前者としてはミルクチョコレート、ホワイトチョコレート、キャラメルチョコレートをかけたものなどがあり、また、後者としては生地がチョコレート味だったり、チョコレートチップやマカダミアナッツが入っていたりする。

ここのショートブレッドの特徴はバターがたっぷりと入っていて濃厚であること。また、厚みがあるのでかじった時のサクサク感が大きい。どれを食べても外れはないが、お土産として買っていくなら、定番のチョコレート・ディップ・オリジナルだろうか。チョコレートがかかっているこのクッキーは、「あの常夏のハワイから溶けずに買ってきてもらったお土産」という点でもポイントが高いと思う。

贈答用に個別包装になったチョコレート・ディップ・オリジナル。自宅用の包装されていない袋詰めの商品もある

左がキャラメル・チョコレート・ディップド(固めたキャラメルの上にチョコレートがコーティングされている)、右がチョコレート・チップ・ショートブレッド。

独断と偏見にはなるが、バター風味が利いたクッキーが好きな筆者としては、ホノルル クッキー カンパニーよりもビッグアイランド キャンディーズのほうが美味しく感じられた。もちろん、好みによるので、あくまでも参考意見として受け止めていただきたい。

また、「クッキーの上にかかったチョコレートが溶けないのだろうか?」と心配される方もいるだろう。筆者も実はそうだった。だが、ホテルでは冷蔵庫に入れ、帰宅時はスーツケースに入れておくことで、無事、チョコレートが溶けていない状態で持って帰ることができたことをお伝えしておこう。