ソニーは、液晶テレビ「ブラビア」向けネットウィジェット機能「アプリキャスト」において、携帯電話から入力したメッセージをテレビに表示する「x-Message Bord」、ネット経由でテレビの画質を調整する「x-Tuning」などのサービスを2010年2月26日までの間実施する。なお、同サービスにおけるサポートは行われない。
両アプリは、ブラビアのXMB(クロスメディアバー)のネットワーク列より「体験空間」フォルダーを選択して起動する。
x-Message Bordは、アプリキャスト搭載のブラビア全機種(2007春モデル以降)および、NTTドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアに対応。メッセージは、30文字まで送信可能で、メッセージの背景や文字色を5色から選択できる。位置情報も送信でき、地図を表示することができる。送信携帯電話は、3台まで登録可能で、携帯電話にニックネームをつけることができる。視聴中通知機能を使用してメッセージが届いた時点でTVにポップアップ通知が可能。メッセージの表示可能件数は最新から5件まで。メッセージの消去や返信には対応していない。なお、携帯電話は一部機種のみピックアップ検証を行っている。
x-Tuningは、ネット経由でテレビの画質調整を行うという、新しいテレビ機能の可能性を紹介するもの。表示される2つのサンプル画像を比較して好みの方を選択するテストを4回実施すると、テスト結果からユーザーの好みに近い色温度にテレビの画質を調整することができる。なお、テスト結果は今後のテレビ開発に活かされるという。対応モデルは、KDL-V5/J5/XR1/X1/W1/F1/V1/J1/JE1/M1シリーズ。
なお、ソニースタイルではアプリキャストの解説ページが公開されており、PC上で「アプリキャスト」が体験できる「アプリキャスト」お試し版も提供されている。