日産自動車の関連会社であるオーテックジャパンは、同社が扱う福祉車両「ライフケアビークル」や、カスタムカー「ライダー」「アクシス」など、9車種39仕様が「環境対応車普及促進税制」、いわゆるエコカー減税の対象になったと発表した。
今回のエコカー減税対象車追加は、国土交通省が8月25日に発表した「特定改造自動車のエネルギー消費効率相当値の算定実施要領」に照らしたもので、すでに購入済みの同型車ユーザーも、2009年4月までさかのぼって減税措置を受けられる。「環境対応車普及促進対策費補助金」についても、同社が扱う17車種69仕様が対象となる。
具体的な対象車種や詳細については同社ホームページに掲載されている。
エコカー減税および補助金は、国土交通省の定める排出ガス基準や、燃費の基準を満たすことにより対象となっていたが、持込み登録を必要とする改造車は、これまで公式な燃費データが存在しないことから対象外とされていた。このたび、国土交通省をはじめとする各省庁、自動車工業会、および各自動車メーカーとの連携により、「特定改造自動車のエネルギー消費効率相当値の算定実施要領」が制定され、改造車であっても燃費値を算出できるようになった。
なお、日産自動車以外のメーカーについても、近日中に追加対象車種が公表される模様。