イー・モバイルは26日、海外用携帯電話のレンタルサービス事業を展開するJCNTの訪日中国人向けの携帯電話レンタルサービスに「H12HW」(Huawei Technologies製)「H11T」(東芝製)を提供すると発表した。9月1日より上海浦東国際空港で提供を開始する。

同レンタルサービスは、中国大手通信企業であるChina Unicomの在上海訪日ユーザーが対象となる。出国前にChina Unicom店舗または直通電話で予約するだけで、日本でそのまま利用できる携帯電話をレンタルできる。レンタル端末は、郵送または上海浦東国際空港での受け渡しとなる。出国前に日本で使用する携帯電話番号が把握できるため、予め家族や知人へ周知できるという利点がある。レンタル料金は1日30元、1カ月の場合は500元。日本国内通話は2.99元/分、中国への国際通話は5.99元/分、着信は無料で利用可能。

イー・モバイルとJCNTは、今後はデータカード端末のレンタルサービスも視野に入れ、日中相互間におけるモバイル通信サービスの拡大を目指すとしている。