オンキヨーは、CD/MDチューナーアンプシステム「FR」シリーズの新モデル「X-N7SX」「X-N9SX」を発表した。発売は9月5日を予定している。価格はオープンで、市場価格は、X-N7SXが5万円前後、X-N9SXが7万円前後と予想される。
X-N7SX/N9SXは、FRシリーズとしては11世代目となるモデル。ディスクリート構成のアナログアンプにCD/MD、そしてAM/FMチューナーを組み合わせたCD/MDチューナーアンプと、A-OMFモノコックコーンウーファーと3cmリングツイーターを使用したバスレフ型のスピーカーという基本構成は、変化していない。ただし、振動対策やノイズ対策など、音質面でのブラッシュアップは行われているとのことだ。
新モデルでの、機能面での変化は、24日に発表されたデジタルメディアトランスポート「ND-S1」への対応。ND-S1と組み合わせることで、iPodからのデジタル伝送と、PCとのUSBによる接続が可能になる。昨年モデルのX-N7FX/N9FXから、フロントパネルにUSBポートが装備されるようになり、USBデバイスからのダイレクト再生が可能になっていたが、ND-S1を追加することで、「iPod←→コンポ」だけでなく、「iPod←→コンポ←→PC」という接続が可能になる。もちろん、iPodとiTunesとの同期も可能だ。
なお、X-N9SXは、X-N7SXのチューニングバージョン。スピーカーキャビネットはリアルウッドの突き板仕上げに変更。バスレフポートも、キャビネットから分離された「アドバンスドAERO ACOUSTIC DRIVE」となり、よりクリアな低域を実現している。また、CD/FMチューナーアンプの定格出力が、X-N7SXでは15W×2なのに対して、X-N9SXでは19W×2にパワーアップ。さらに、防振効果の高いアルミ無垢ボリュームつまみ、太いスピーカーケーブルに対応するネジ式のスピーカーターミナルなどが採用されている。
X-N7SX | X-N9SX | |
ウーファー | 13cm A-OMFモノコックコーン | |
ツィーター | 3cmリング | |
USB端子 | 1(再生:MP3/WMA/録音:MP3) | |
音声入力端子 | デジタル×1/アナログ×2/ステレオミニ×1 | |
音声出力端子 | アナログ×1/サブウーファープリアウト×1 | |
本体サイズ | 215(W)×142(H)×349(D)mm | |
スピーカーサイズ | 164(W)×282(H)×268(D)mm | 167(W)×299(H)×260(D)mm |
本体質量 | 5.1kg | 5.2kg |
スピーカー質量 | 3.8kg(1台) | 4.1kg(1台) |