メルセデス・ベンツは、「C250 CGIブルーエフィシェンシーアバンギャルド」と「C250 CGIブルーエフィシェンシーステーションワゴンアバンギャルド」に燃費を向上した新開発エンジンを搭載、発売を開始した。「C300アバンギャルドS」を「C300アバンギャルド」と名称変更、左ハンドル仕様を追加し、従来標準装備だったAMGスポーツパッケージをオプション設定とした。「C300ステーションワゴン アバンギャルド」も新たに追加された。また「Cクラス」全車で装備を変更し、新価格で発売を開始した。価格は440-1080万円。
「C250 CGIブルーエフィシェンシーアバンギャルド」と「C250 CGIブルーエフィシェンシーステーションワゴンアバンギャルド」は、C250アバンギャルドと、C250ステーションワゴンアバンギャルドのエンジンを変更して、シリンダー内にガソリンを高圧で直接噴射し、燃焼効率を高めて低燃費化も図った新開発の1.8L直列4気筒ガソリン直噴ターボエンジンを搭載した。従来の2.5L V型6気筒モデルに比べ、エンジンを大幅に小型軽量化しつつ、同等の出力と最大トルクを26%を向上し、燃費は約20%軽減したという。
また、既に新型Eクラスセダンやクーペに採用されている、さまざまな効率を向上し環境適合性を高めるメルセデスの最新環境対応テクノロジー「ブルーエフィシェンシー」を全モデルに採用、CO2排出量低減を図っている。そのほか、C250 CGIとC300ではラジエータグリル内に可動式フィンを装備し、エンジンの冷却が必要ない場合にはフィンを閉じることにより空気低減を低減している。C250 CGI、C300、C63 AMGでは、バッテリーが80%以上充電されている場合に作動を休止するオルタネータを採用したほか、運転状況によってアシスト量を制御するECOパワーステアリングポンプをC300に採用し、補機類による駆動ロスを軽減している。また、全モデルで空気抵抗を低減した新形状のドアミラーを採用した。そのほか、C200コンプレッサーエレガンスとアバンギャルドには日本仕様専用に開発した8ウェイパワーシート、C250 CGI、C300、C63 AMGには電動ランバーサポートを標準装備した(C200コンプレッサーエレガンス&アバンギャルドにはオプション設定)。
全車で地上デジタル放送(12セグ)対応テレビチューナーや、iPodやUSBオーディオなどの外部オーディオを接続し、曲名等をディスプレイ画面に表示できるメディアインターフェイスを標準装備した。