三菱電機は25日、「光ビッグ」シリーズの冷凍冷蔵庫6機種と、4ドアセンター開き冷蔵庫1機種を発表した。価格はオープン。ラインナップ、発売日などは表のとおり。

4つの光で、保存性と清潔性をアップした「光ビッグ」シリーズ。定格庫内容積645Lの国内最大容量モデルもラインナップされる

光ビッグシリーズ新モデルの特徴となっているのが、光による保存性と清潔性のアップ。同社の昨年モデルには、「熱いまま"急っと"瞬冷凍」という機能が搭載されていた。これは、瞬冷凍ルームに食材を入れたときに、赤外線センサー「光ムーブアイ」で食材の温度と場所を検知し、温度の高い部分に集中して冷気を送ることで、熱いままの食材を瞬冷凍ルームに入れても、以前からそこで保存されている食材に、温度変化による悪影響を与えないというものだった。新モデルでは、この「熱いまま"急っと"瞬冷凍」の機能向上版となる「光パワー瞬冷凍」機能が搭載されている。光パワー瞬冷凍では、食材を入れた際だけでなく、その後もずっとムーブアイによって温度変化を監視し、保存中の温度変化を防ぐことで、食材の冷凍焼けなどを約30%低減するという。

冷蔵室背面には、光触媒フィルターを搭載。ここにLEDの光を当てることで、フィルターが吸着したニオイなどを分解する。野菜室にもLEDを照射し、ビタミンCの増量と還元糖の生成を促す。また、製氷タンク内の光触媒フィルターにもLEDの光を当てて雑菌などの繁殖を抑えている。

さらに、冷却器のフィンの表面に小さな穴を開けることで親水性を高め、着霜による冷凍性能の低下を防ぐ「ナノポーラス冷却器」や、冷却器のパイプの内側/外側両方から温め霜を溶かす「ハイブリッドデフロストヒーター」を採用することで、省エネ性能もアップ。このほか同社のルームエアコン「霧ケ峰」シリーズや液晶テレビ「REAL」などにも採用されている「ECOモニター」を採用。見えるエコも実現している。

なお、今回ラインナップされている最上位機種のMR-Z65Rは、国内の家庭用冷蔵庫としては最大となる645Lの定格内容積を持つモデル(冷蔵ゾーン421L/冷凍ゾーン224L)。

シリーズ タイプ 型名 定格内容積 発売日 推定市場価格
光ビッグ オールセンター開き MR-Z65R 645L 12月1日 40万円前後
6ドアセンター開き MR-E60R 601L 10月25日 29万円前後
MR-E55R 545L 9月25日 27万円前後
MR-E50R 501L 9月25日 25万円前後
MR-E45R 445L 10月20日 23万円前後
幅60cm5ドア片開き MR-B42R 420L 10月10日 21万円前後
- 幅60cm4ドアセンター開き MR-F40R 400L 9月25日 16万円前後