オートマチックトレードはこのほど、同社が提供している、日経225先物の自動売買システム「オートレ225」を強化した新システムを9月1日より本格稼動させることを発表した。
オートレ225は、日経225先物を取引する個人投資家向けのサーバ型システムトレードサービス。専用サイトから、売買の対象となる銘柄にあらかじめ、売り/買い注文の条件を設定しておくことで、自動売買が行える。売買ルールの構築に専用プログラムの文法を覚える必要が無く、日本語で売買ルールを構築できることを特徴としている。
新システムでは、発注条件として「条件なし」「寄付」「引け」「引成」を選択でき、トレードシグナルやトレードスタジアム、トレードステーションといったシステムトレードツールでは発注できない「寄付・引け注文」が行えるようになるという。これにより、「日経225先物のシステムトレードでは歴史のある『寄り引けシステム』を厳密に再現することが可能となりました」(同社)。また、利用可能なテクニカル指標に分足移動平均、前場終値、後場始値、時刻関連指標、ニューヨクダウ四本値を追加。そのほか、売買判断にかかる時間が最大4秒となり、従来システムの最大20秒に比べて大幅に短縮される。さらに、売買頻度は従来の1分毎から、30秒毎となる。
対応している証券会社は、「ひまわり証券」「クリック証券」「トレイダーズ証券」の3社。今後、提携先を増やし、新規ユーザーの獲得やさらなる収益化を図っていきたいとしている。