トレイダーズ証券は24日、個人投資家が世界の市場に上場しているインデックス(株価指数)を取引できる「GIT(Global Index Trade)」のサービス提供を10月2日より開始することを発表した。

GITとは、個別の株式ではなく日経平均株価(日経225)やニューヨークダウ、ナスダック総合指数といった、その国を代表する株式指数を取引する金融商品だ。今回対象となるのは、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)に上場している「日経225先物」(円建)。

これは大証にも上場している商品だが、CMEの日経225先物を取扱うことにより、日本時間だけでなく米国時間も取引ができ、ほぼ24時間の対応が可能となっている。

同サービス開始の背景には、日本の個人投資家の目が海外へ向き、ニーズもより多様化していることがある。FX規制後を見越して新たな商品を探す投資家をはじめ、売りから入ることが可能なため企業業績の先行きが不透明な時期でも利益を出せることから、通常の株式投資を行っている投資家からも注目されているという。また、世界の市場に上場している株式指数を扱うことから、公正性や透明性が高いことも特徴だ。

同社では将来的に世界中の主要株価指数を取引できる環境の提供を目指すとしている。

取引システムは、パットシステムズ・ジャパン提供によるプロ投資家の取引環境