フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、4月に発売された新型「ゴルフ」のスポーティモデルとして「ゴルフ GTI」を追加し、9月5日より発売する。価格は366万円。
「ゴルフ GTI」は、コンパクトハッチバックのボディに、高性能エンジンと強化されたサスペンションなどを採用したスポーティモデル。初代ゴルフから続いており、先代(第5世代)では日本で発売されるゴルフの20%以上を占めていた。
新型ゴルフ GTIは、155kW(211PS)を発生する2L(リッター)ターボ付きTSIエンジンを搭載。デュアルクラッチトランスミッション「DSG」を組み合わせる。最高出力を先代よりも11PSアップしながら10・15モード燃費は約3%向上した(13.0km/L)。
専用にチューニングされたスポーツサスペンションを装備し、フロント22mm、リヤ15mmローダウン。スプリングやダンパー、リヤスタビライザーを最適化した。さらに電子制御式ディファレンシャルロック「XDS」を搭載。これは内側の駆動輪の荷重が不足するとブレーキ圧を高めて空転を防止するもの。低ミュー路での発進・加速だけでなく、中高速域のコーナリング時でも作動する。また、走行モードが選択でき、路面状況や走行状態に合わせてダンパーの減衰力や電動パワーステアリングの特性を調整するアダプティブシャシーコントロール「DCC」も用意される(オプション)。
エクステリアでは、ハニカムグリルに施された上下の赤いラインやバイキセノンヘッドライト、専用の縦型フォグランプなどが装備される。インテリアにも、専用ステアリングホイールや、専用スポーツシートなど、GTI専用アイテムが数多く取り入れられた。また、メーカーオプションとして、レザーシート(運転席パワーシート)、電動ガラススライディングルーフ、「RNS 510」(HDDナビゲーションシステム/地デジTV受信)とリヤビューカメラ「Rear Assist」などが設定される。