東芝は24日、加湿空気清浄器、空気清浄器、加湿器の新モデルを発表した。新モデルの最大の特徴は、「ピコイオンユニット」の搭載。同ユニットは、水に高電圧をかけることで、水分子に包まれたOHラジカルを発生させるというもの。一般的なイオン発生デバイスではナメートルオーダーのイオンを発生するが、ピコイオンユニットは、その名前のように、最小で500ピコメートル程度のイオンを発生する。また、ピコイオンユニットでは、空気中の水分ではなく、本体内のタンクに溜められた水を使用してイオンを発生する。そのため、空気が乾燥する冬場などでも、効率的にイオンを発生することが可能だ。今回発表されたモデルでは、加湿空気清浄器とKA-J35Sを除く加湿器に、このピコイオンユニットが搭載されている。さらに、加湿空気清浄器と、加湿器のKA-J80DXには、ピコイオンユニットに加えて、プラチナナノコロイドも放出される。

加湿空気清浄器は、加湿の方式に気化式を採用。加湿器は、KA-J80DXとKA-J60DXがハイブリッド式で、KA-J35DXとKA-J35Sがスチームファン式。気化式とハイブリッド式とで使用される加湿フィルターは、「抗菌・防カビロータリーフィルター」。取り出してメンテナンスすることで、約24か月間使用することが可能だ。

加湿空気清浄器/空気清浄器で使用されるフィルターは、「プレフィルター」「洗える脱臭フィルター」「抗花粉・ダニ・抗菌フィルター」(CAF-J16ではこれに抗ウィルスが加わる)「HEPAフィルター」となっており、最上位機種のCAF-J22KのみHEPAフィルターではなく、プラチナHEPAフィルターが採用される。最大風量は、CAF-J22Kが4.8m3/分で、他の2モデルは3.5m3/分。

「ピコイオンユニット」を搭載する加湿器

加湿空気清浄器では、22畳までの広の部屋でも使用できる大容量モデルが新たにラインナップされている

型名 空気清浄能力 加湿能力 発売日 推定小売価格
加湿空気清浄器 CAF-J22K -22畳 600ml/h 9月16日 3万5000円前後
CAF-J16K 16畳 500ml/h 3万円前後
空気清浄器 CAF-J16 - 9月1日 1万5000円前後
加湿器 KA-J80DX - 760ml/h 9月16日 2万3000円前後
KA-J60DX - 580ml/h 2万円前後
KA-J35DX - 350ml/h 1万5000円前後
KA-J35S - 350ml/h 1万円前後