シャープは24日、同社のコンパクトサイズの電子辞書としては、初めて音声機能を搭載した「パピルス」の新モデル「PW-AM700」を発表した。発売は9月11日を予定している。価格はオープンで、市場価格は2万円前後と予想される。
音声データは、ジーニアス英和辞典シリーズの発音表記をもとに、大修館書店が作成したもので、アメリカ人ネイティブスピーカーによる、英単語10万語分の音声データを収録。「ジーニアス英和辞典 第4版」や「わがまま歩き旅行会話」などのコンテンツで利用可能だ。また、「広辞苑 第六版」では、収録されている鳥の鳴き声や民謡の音声データも聞くことができる。収録されているコンテンツは、百科事典×1、国語系コンテンツ×8、英語/英会話系コンテンツ×3、旅行系コンテンツ×9、ビジネス系コンテンツ×8、健康系コンテンツ×1の計30。
コンパクトサイズの電子辞書は、ワイシャツの胸ポケットにも入るサイズから、携帯用に、あるいは贈答用になどといった、根強い需要がある。一般的な電子辞書がA6判程度のサイズなのに対して、コンパクトサイズのPW-AM700は、幅128mm×奥行き83.5mmと、B7判に近いサイズ。
なお、PW-AM700は、サイズはコンパクトだが、液晶パネルの解像度は480×240ドットと、標準サイズの電子辞書と同レベルとなっている(従来モデルのPW-M800では320×120)。