米NVIDIAは、ARM系CPUコアとGeForce GPUコア、HD映像再生エンジン等を統合し、高いマルチメディア性能が特徴の小型機器向けSoC「Tegra」が、米Microsoftのポータブル・デジタルメディア・プレーヤー「Zune HD」に採用されたと発表した。
今回採用されたTegraは、HDビデオ・プロセッサ、オーディオ・プロセッサ、グラフィックス・プロセッサを各1基、ARMコアを2基など、タスクごとに専用の独立プロセッサを8基備えており、これにより、消費電力を最小限に抑えながら快適なマルチメディア機能を実現できるという。
NVIDIAは、Microsoftと協力してTegraプロセッサの最適化を行い、Zune HDの商品化を後押ししたとアピールしている。同社はまた、現在、50の新製品開発プロジェクトがTegraプロセッサを使用して進められていることも明らかにしている。