米Microsoftは8月19日 (現地時間)、ビデオクリップ作成ソフト「Windows Live Movie Maker」の正式提供を開始した。対応OSはWindows 7とWindows Vista。Windows Liveのページから無料でダウンロード入手できる。

Microsoftは、Windows用ソフトウエアとサービスをまとめて「Windows Live Essentials」として提供している。Live Movie Makerは、その構成ソフトの1つ。同スィートには他に、メッセンジャー、メールソフト、写真ギャラリー、ブログツール、ツールバーなどが含まれる。

MicrosoftはLive Movie Makerを「Windows 7用に設計された最初のアプリケーション」としている。Windows XPやVistaに搭載されている「Windows Movie Maker」の後継ではなく、今日のビデオ共有サービスやSNSのユーザーをターゲットにしたまったく新しいソフトという位置づけだ。手軽かつ素早くビデオクリップを作成できるのが特徴。ビデオや写真、音楽ファイルなどの素材を追加し、Auto Movieボタンをクリックするだけで見栄えのよいビデオが生成される。ドラッグ&ドロップで自由に順番を入れ替えたり、プレビューを見ながら視覚効果やトランジションを加えるなど、修正やカスタマイズも容易だ。同ソフトには、60以上のトランジション、18以上のパン/ズーム、20以上の視覚効果が用意されている。作成したビデオクリップはメインメニューから直接YouTubeにポスト可能。またプラグインの追加でFacebookとも連係する。

QuickTime、AVCHD、MPEG4などを含む、幅広いビデオ形式をサポートする。Web向けだけではなく、HDムービー作成も強化されており、DVDを作成してテレビで楽しめる。