三洋電機は19日、加湿器、加湿空気清浄機、空気清浄機、加湿セラミックファンヒーターの新製品8機種を発表した。発売日、推定市場価格などは表のとおり。
今回発表された8機種は、すべて「ウイルスウォッシャー」機能を搭載した製品。ウイルスウォッシャー機能とは、水道水を電気分解して、次亜塩素酸とOHラジカルを生成。それを溶け込ませた水「電解水」を、細かなミストとして空気中に放出することで、空気中のウイルス/浮遊菌を抑制するというもの。花粉などのアレル物質、ニオイ成分の抑制にも高い効果がある。
新製品は、昨年7月に発表された、加湿空気清浄機「ABC-VWK14A」、空気清浄機「ABC-VW26A」、加湿器「CFK-VWX70B」「CFK-VW50B」、加湿セラミックファンヒーター「RSF-VW13B」の後継モデル。昨年は5製品のラインナップだったが、今年は大容量加湿器が新たに追加されたほか、加湿器に1モデル、加湿セラミックファンヒーターに1モデルが追加されている。同社によると、このラインナップの拡充は、使用する部屋の広さに合わせて使い分けられるようにするためとのこと。例えば、加湿器では、昨年モデルの場合、使用できる部屋の広さが19畳までのモデルと14畳までのモデル(いずれも洋室の場合)がラインナップされていたが、今年は33畳まで(RH-VWX12C)、19畳まで(CFK-VWX07C)、14畳まで(CFK-VWX05C)、7畳まで(CFK-VW03C)というように、リビングだけでなく、寝室などの狭い部屋や、オフィスなどの広い空間でも対応できるようになった。
加湿器4機種のうち、CFK-VW03Cを除く3機種は、DCインバーターモーターとヒーターレスの気化式の組み合わせで、より低消費電力で動作する製品(CFK-VW03Cは通常のモーターと気化式の組み合わせ)。RH-VWX12Cの加湿量は約1,200ml/h(水タンク容量5.5l)で消費電力は41W、CFK-VWX07Cの加湿量は約700ml/h(水タンク容量4.5l)で消費電力32W、CFK-VWX05Cの加湿量は約500ml/h(水タンク容量4.5l)で消費電力17Wとなっている。CFK-VW03Cは加湿量が約270ml/h(タンク容量2l)で消費電力は15W(50Hz)/18W(60Hz)。
加湿空気清浄機のABC-VWK14Bは、加湿量500ml/h(タンク容量2.5l)、風量3.1m3/分(50Hz)/3.2m3/分(60Hz)と、基本性能は昨年モデルから変化はない。適用床面積は、空気清浄モードで14畳まで、加湿空気清浄モードでは、洋室では14畳まで、和室では8.5畳までとなっている。昨年モデルからの変更点は、加湿フィルターの形式。昨年モデルでは手入れの手間の少ないディスク式を採用していたのだが、新モデルでは、加湿フィルターを採用している。加湿フィルターを採用したことにより、従来モデルに比べて、約1.5倍の除菌スピードとなった。なお、加湿器、加湿空気清浄機の加湿フィルターは、約10年間交換不要となっている。
空気清浄機のABC-VW26Bは、昨年モデルから性能面での変化はなく、最大風量5.6m3/分で、適用床面積は26畳まで。最大消費電力は67Wとなっている。
加湿セラミックファンヒーターのRSF-VWX13A/VW13Cは、共に暖房時の適用床面積が、断熱材ありのコンクリート住宅で約9畳、断熱材なしの木造住宅で約3畳。加湿時は、洋室では約14畳にまで対応する製品(加湿量は最大520ml/h)。暖房と加湿を同時に行うことで、部屋の温度をあまり上げなくても、快適な体感温度を実現する。消費電力は、1320W(50Hz)/1270W(60Hz)。なお、RSF-VWX13Aには、室温設定機能が装備される。
品名 | 品番 | 発売日 | 価格/推定市場価格 |
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大容量加湿器 | RH-VWX12C | 11月1日 | 9万4,500円/- |
加湿器 | CFK-VWX07C | 9月1日 | オープン/2万8,000円前後 |
CFK-VWX05C | オープン/2万円前後 | ||
CFK-VW03C | オープン/1万5,000円前後 | ||
加湿空気清浄機 | ABC-VWK14B | オープン/3万5,000円前後 | |
空気清浄機 | ABC-VW26B | 11月21日 | オープン/5万円前後 |
加湿セラミックファンヒーター | RSF-VWX13A | 9月1日 | オープン/2万8,000円前後 |
RSF-VW13C | オープン/2万5,000円前後 |