日立アプライアンスは18日、「クリエア」シリーズの除湿・加湿機能搭載の空気清浄機「クリエア7(EP-DV1000)」と、加湿空気清浄機「EP-DV60」「EP-DX40」、空気清浄機「EP-DZ30」を発表した。発売日は8月25日を予定している。EP-DV1000の価格は11万250円、他のモデルはオープン価格で、市場価格は、EP-DV60が4万円前後、EP-DX40が3万円前後、EP-DZ30が1万2,000円前後と予想される。
EP-DV1000は、2008年9月に発売された「EP-CV1000」の後継モデル。前モデルのEP-CV1000は、加湿と除湿の両方を搭載した初の空気清浄機として話題になった製品。「標準空清」(空気清浄+脱臭)「強脱臭」「加湿」「肌保湿」「除湿」「衣類乾燥」「結露セーブ」の7つの機能を1台でこなすことから、クリエアシリーズのなかでも、とくに「クリエア7」と名付けられたていた。
クリエア7の2代目となるEP-DV1000では、加湿空気清浄機の需要が高まっていることから、加湿、そして除湿の能力をアップ。従来は、最高で610mL/時だった加湿能力は、650mL/時に、除湿能力も7.1L/日から7.3L/日に向上している。なお、最大風量は、7.0m3/分と、前モデルの7.5m3/分より若干抑えられている。
また、新たに「まかせてスタートボタン」を搭載。同ボタンを押すと、内蔵されたセンサーにより、部屋の温度と湿度を検知し、空気清浄、加湿、除湿のモードを自動的に選んで運転される(もちろん、加湿や除湿の際も、空気は空気清浄用のフィルターを通過する)。 空気清浄用のフィルターは、集塵用のアレルオフHEPAフィルターと脱臭用のナノテク脱臭フィルターの組み合わせ。ナノテク脱臭フィルターは、前モデルではナノテクBIG脱臭フィルターと呼ばれていたもので、シーキュラスと呼ばれる人工ゼオライトに、ナノチタン触媒、ホルムオフ活性炭などを組み合わせ、99%という高い脱臭能力を持つ。
同時発表されたEP-DV60は、EP-DV1000と同じ、アレルオフHEPAフィルターとナノテク脱臭フィルターを装備する加湿空気清浄機。加湿量は、最大630ml/時と、前モデルの610ml/時から20ml/時アップ。また前モデルでは6.0m3/分だった最大風量も、6.5m3/分と向上している。
EP-DX40とEP-DZ30は、脱臭/集塵用にアレルオフ・カテキン脱臭フィルターを採用するモデル。EP-DX40は、昨年モデルでは最大460ml/時だった最大加湿量を500ml/時に、最大風量を4.7m3/分から5.4m3/分にアップしている。空気清浄専用モデルのEP-DZ30は、昨年モデルの最大3.2m3/分(50Hz)・3.4m3/分(60Hz)に比べて若干少ない2.8m3/分の風量となっている。