三洋電機は18日、同社の電解水技術が「新型インフルエンザウイルス」の抑制に高い効果があることを、群馬県衛生環境研究所との共同研究において確認したと発表した。

同社では、これまで開発を手がけてきた電解水技術が、季節性インフルエンザウイルスなどのウイルス抑制に対して有効であることを、公的研究機関との共同研究にて証明してきた。今回行った検証実験により、新たに新型インフルエンザ臨床株の感染価を99%以上抑制できることを確認したという。

ウイルスウォッシャー機能を搭載するポータブル空間清浄器「eneloop air fresher」

群馬県衛生環境研究所 小澤邦寿所長は、「空気清浄機によるウイルスの抑制効果は目に見えないことから、科学的に検証された技術を用いることが大切です。今回の成果は、電解水が新型インフルエンザウイルス(H1N1)を不活化することを、科学的に実証した初めての研究として大変意義のあるものと考えます」とのコメントを出している。

なお同社では、電解水技術を使用した「ウイルスウォッシャー」機能を搭載した空気清浄機などを発売している。