アイシェアは17日、大阪証券取引所が7月21日に開設したFX(外国為替証拠金取引)「大証FX」について、同社が行った認知度調査の結果を公表した。
これは、「大証FX」の初日取引高が、東京金融取引所のFX「くりっく365」の3%弱にとどまったことを受けて、20~40代の男女に対し意識調査を行ったもの。調査は7月24日~29日の期間、同社が行っている無料メール転送サービス「CLUB BBQ」の会員に対して行われ、556名の有効回答を得ている。なお、男女比は男性56.1%、女性43.9%で、年代別では20代が38.5%、30代が30.6%、40代が30.9%。
同調査結果によると、大証FXを「知っている」と回答したのは、全体の18.0%。「取引をしたことがある」という人はまだ0.0%と、一般的にはまだ広まっていないことがうかがえる結果となった。
しかしながら、「日常的に経済ニュースを見る」という人(29.0%)の中では36.6%、「現在投資を行っている」という人(22.7%)の中では34.9%の人が、「大証FXを知っている」と回答している。さらに、「FX取引をしたことがある」という人(1.4%)では50.0%、「くりっく365を知っている」という人(17.8%)では58.6%が、大証FXを認知しているという結果となった。これにより、FXに興味を持っている人という限られた範囲内においては認知度が高いことが明らかとなった。
同社は、「今後、これまでFXを『危ない』と敬遠してきた投資家層に対し、どのように浸透させていくかが注目ポイントになるのでは」としている。