女優の川島海荷が11日、東京・神田明神で主演映画『携帯彼氏』のヒット祈願を行った。

左から、石黒英雄、川島海荷、朝倉あき

同作は、携帯サイト「魔法のiらんど」で人気の同名ケータイ小説が原作。恋愛シミュレーションゲーム「携帯彼氏」をダウンロードした人々が次々と死んでいくという怪現象の謎に、川島が演じるヒロインの女子高生・里美が迫っていく。里美自身にも死の恐怖が襲いかかるという恋愛サスペンス・ホラーだ。

この日、巨大携帯電話の模型が用意された神田明神には川島のほか、里美の友人・由香を演じる朝倉あき、里美が片思いする高校の先輩・直人を演じる石黒英雄が登場した。川島は映画初主演となり、「うれしい気持ち以上に不安とプレッシャーがありましたが、今の自分にできることをやろうと撮影に臨みました。同年代の方と共演することができたのが楽しかったです」と振り返った。また、川島はラブシーンにも初挑戦。「初めてのことで『どうしようかな~』と緊張しました。あこがれという気持ちを出してやりましたね」と笑顔を見せたが、「自分で見返してみると恥ずかしいです……」と照れた。

15歳の川島は現在、「カルピスウォーター」の第10代目のイメージキャラクターとして活躍するなど、注目の若手女優

2007年に『恋空』、2008年に『赤い糸』とケータイ小説を原作とした映画がヒットを飛ばしているが、これらはいずれも"純愛実録モノ"。同作は、ホラーやサスペンスの要素を盛り込んだ意欲作で、柴田一成プロデューサーも「サスペンスタッチでハリウッド作品のようなスピード感のあるものを目指した」としており、川島も「ホラー映画を見て勉強しました。ラストはポルターガイストのようなシーンも出てきて、ドキドキです。同世代の方は共感してくれると思う」とPRしていた。

左から、船曳真珠監督、石黒、川島、朝倉、柴田一成プロデューサー

(C)2009「携帯彼氏」フィルム・パートナーズ

『携帯彼氏』は、10月24日(土)より、新宿ピカデリーほかで全国ロードショー。