電気自動車の開発・市販を行う日産自動車、三菱自動車工業、富士重工業および東京電力の4社は、「急速充電器インフラ推進協議会(仮称)」を2009年度内に設立すると発表した。急速充電器の普及、および充電方式の標準化を図ることを目的に各社が連携・協力するもので、協議会設立のための準備会を5日より設置した。他の自動車会社、電力会社、充電機器メーカー、充電サービス提供企業などへも参加を促すとしている。

電気自動車の本格的な普及拡大に向けては、急速充電器スタンドを広範囲に設置して行動範囲を拡げるなど、急速充電器整備へのニーズの高まりが予想されるという。同協議会では、各社が持つ知見・技術・ノウハウを一体化して最大限活用することで、急速充電器整備の支援および充電方式の標準化と規格の統一化を図るとのこと。

ちなみに、市販が開始された三菱自動車、富士重工業、および2010年に市販予定の日産製電気自動車の急速充電器は、東京電力と共同で開発した充電方式を採用している。