オリンパスイメージングは6日、薄型デザインとズーム性能を追求したコンパクトデジタルカメラ「μ(ミュー)」シリーズより「μ-7020」を発表した。発売は8月下旬を予定している。価格はオープンで、推定市場価格は4万円前後。

特殊効果フィルターで画像加工が楽しめる薄型デジカメ「μ-7020」

「μ-7020」は、1/2.33型有効1200万画素CCDを採用し、28mmからの光学7倍ズームレンズを搭載するコンパクトデジタルカメラ。同カメラでは、7月22日に発表された「μTOUGH(タフ)-6010」と同様、撮影した画像に特殊効果を加える「マジックフィルター」を搭載。色を強調して風景をカラフルにする「ポップ」、周辺光量を落とした「ピンホール」、画像を線画にする「スケッチ」、魚眼レンズで撮ったような効果になる「フィッシュアイ」の4種類を用意した。従来モデル「μ-7000」に搭載されていた、被写体の顔を検出して肌をなめらかに補正する「ビューティーモード」、再生時に瞳を大きくしたり、黒目に入った光を強調できる「ビューティーメイク」も引き続き搭載される。

ボディカラーは、シルバー、ダークグレー、レッドの3色が用意される

そのほか、自動的にシーンを判別して最適な設定にする「おまかせ♪iAUTO」や、動く被写体を追尾してピントを合わせ続ける「自動追尾AF」機能、カメラ内パノラマ合成機能、被写体に2cmまで近づける「スーパーマクロ」機能、CCDシフト式の手ブレ補正機構も搭載された。デザイン面では、スイッチ類の配色などに配慮し「カラーユニバーサルデザイン認証」を取得している。

薄型ボディに3.0型の大型液晶を備える

このほか主な仕様として、搭載される画像処理エンジンは「TruePicIII」、液晶は約23万ドット3.0型の「ハイパークリスタルII液晶」、焦点距離は28~196mm(35mm判換算)、開放F値はF3.0~F5.9、感度はAUTO/高感度AUTO/ISO 64~1600、内蔵メモリーは15MB、記録メディアはxD-ピクチャーカード、microSDHC/SDカード(同梱のmicroSDアタッチメント「MASD-1」を使用)。本体サイズは97.5(W)×56.7(H)×26.2(D)mmで、重さは133g(本体のみ)。