主人公・遥の声を担当した綾瀬はるか

8月22日に封切られる映画『ホッタラケの島~遥と魔法の鏡~』の完成披露会と舞台挨拶が5日、東京・お台場で行われ、綾瀬はるか、大森南朋、戸田菜穂、沢城みゆきらキャスト陣と佐藤信介監督が出席した。

本作は企画から4年の歳月をかけ、フジテレビ開局50周年記念作品として製作されたファンタジーアニメ映画。幼い頃に母親を亡くした女子高校生の遥が、ホッタラケ島という不思議な世界に迷い込む。そこでテオ(沢城みゆき)というきつねのような動物と出会った遥は、テオと一緒に忘れかけていた宝物を探す旅に出るのだった……。テーマソング『君は太陽』はスピッツが担当。

「乗り物がボーンとなるときのシーンは、本当に自分がジェットコースターに乗っているような高揚感がありました」と綾瀬

遥の宝物探しに付き合うことになるテオも登場した

忘れられない夏の思い出は? という質問に「中学の時に野球部に入っていまして、夏になると苦しかった野球部の練習を思い出します」と大森

戸田菜穂は遥の母親役。「コットンというお人形に"優しくしてあげなさいね"と遥に語りかける台詞が印象的。子供を残して先立った母の優しさをどうやって声に乗せるのか工夫しました」

「滑り降りていく屋根のシーンなどは発見するところが一杯あって、それに打ちのめされる時間でした」と語った沢城みゆきは、ホッタラケ島の住人であるテオ役

佐藤信介監督は「4年前はこういう絵を作るということも考えていませんでした。長いようであっという間の4年間。本当に感無量です」と満足気

主人公の遥役を演じた綾瀬は「映像がCGと聞いていたので、結構ギラギラ感がするのかなと思っていましたが、見たら凄く見やすくて、瞬き一つの動きとかも可愛いし、お腹が一杯になる感じで感動しました。遥が小さい時のお父さんとお母さんの思い出のシーンは、泣いちゃいましたね。本当にいいものを見たなっていう幸せな気分になれる映画です」とアピールした。

遥の父親役を演じた大森は「実際に子供がいないので、あくまでもイメージの中で役を作り、しかも高校生の娘といういきなり大きな娘のいる父親のイメージを作るのは大変でしたね」と苦労話を披露。また「うちの親父(麿赤兒)をかぶせた部分は全くないです(笑)。もっと爽やかにやろうと思いましたよ」とクールに話しながらも、会場の笑いを誘った。

客席でフォトセッション

(C)2009 フジテレビジョン / Production I.G / 電通 / ポニーキャニオン

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