KONAMIより2009年9月3日の発売が予定されているニンテンドーDS向けコミュニケーション『ラブプラス』。コナミのショッピングサイト「コナミスタイル」で限定販売される「特別版」には、本作のオリジナルサウンドトラックと撮り下ろしのモノローグ、オーディオドラマが収録された2枚組CD「ラブプラス Dramatic Soundtrack」が同梱される。
ゲームのシーンをもとにした愛花、凛子、寧々それぞれのモノローグ、そして撮影を終えた3人の楽屋裏トークなど、ゲーム本編がさらに楽しめる限定版特典。今回はその収録後に、高嶺愛花役の早見沙織、小早川凛子役の丹下桜、姉ヶ崎寧々役の皆口裕子の3人が語ってくれた、収録の感想や聴きどころなどを紹介しよう。
メインキャスト陣が語る「ラブプラス Dramatic Soundtrack」
――ご自分が演じたキャラクターについて教えてください
早見沙織「高嶺愛花役の早見沙織です。愛花は典型的なお嬢さまなキャラクターで周りからは"高嶺の花"といった感じになっていて、ちょっと距離のあるような、陰を持った女の子です。でも、主人公と出会うことによって少しずつ心の距離がなくなっていって、その中で明るく、ちょっとお茶目な部分も見えてきます」
丹下桜「小早川凛子役の丹下桜です。凛子は一言でいうと、"ツンデレ"という役です。今ライブ活動などをやっているのですが、ライブで初めて発表したときは、ものすごいかぶりつきで反応してこられる方と、波のように一回引いてからすごく反応してくれる方といった感じで極端に分かれていましたが、皆さんけっこう楽しみにしてくださっているので、私もそれを励みに頑張りました。ゲームでは、仲良くなる前はけっこうツンツンしていて、愛花ちゃんや寧々ちゃんのように友好的に接してくれないので、投げ出したくなるかもしれませんが、そこを乗り越えると楽しいことがいっぱい待っていると思うので、頑張ってクリアしてください(笑)」
皆口裕子「姉ヶ崎寧々役の皆口裕子です。寧々ちゃんは主人公より一つ年上で、バイト先のファミレスで出会うことになります。主人公より一つ上というのをかなり気にしていて、自分が主人公に頼っていいのか、それとも自分が引っ張らなければいけないのかっていうところを悩んでいるような、ポワンとしたお姉さんです」
――モノローグ部分について、印象に残ったシーンや聴きどころがありましたら教えてください
早見「愛花の普段考えている葛藤や悩みといった、ゲーム中にはあまり見えない部分が、前面に出ているような感じになっています。私としてオススメは、彼に言うセリフと頭の中で考えていることがけっこう違っていて、そのギャップに自分で慌てたり、ちょっと反省したり、悩んだり、切ない気持ちになったりとかしているところがあるので、そういう普段のしっかりした愛花ではない、可愛らしい部分が見えているところに注目していただければと思います」
丹下「台本をいただいたとき、すぐマネージャーさんに、『このお話、すごくめちゃくちゃ可愛いんですけど』ってメールを打ったくらい(笑)、すごく可愛らしい凛子の一面が見られるストーリーになっています。ゲームに登場する、いろいろなアイテムがところどころに出てきますので、それもちょっと楽しんでみてください」
皆口「寧々は、しっかりしなきゃって言いながら、でもやっぱり……みたいなことを相変わらずいろいろ言っています。あと、シャワーを浴びたりなんかしています。そこ、大事ですよね(笑)」
――楽屋裏トークでの掛け合いなどで印象に残ったところ
早見「三人揃うのが初めてで、喋っているところをお互いに生で見たことがなかったので、すごくドキドキしながら、やっぱり間近でみると『あ、可愛い』と思って(笑)。すごく楽しんで演じさせていただきました。"楽屋裏"なので、ゲーム中のキャラクターとはけっこう違う、普段の姿が見られるので、すごくお得な気分になると思います」
丹下「お二人とご一緒させていただくのは初めてですし、ほかの共演者の方と一緒にお芝居するということが10年ぶりだったので、ものすごく今回の収録を楽しみにしていましたし、本当に楽しい収録でした。凛子はゲーム本編とは一番キャラが違っていますので、番外編としてお楽しみください」
皆口「いつもは一人でスタジオにこもって、恥ずかしい台詞を架空の彼に向かっていっぱい話していたのですが、今日は話すと応えてくれる人がいて心強かったです。三人のお話だったので、あまり恥ずかしいこともなく(笑)、楽しかったですね」
――楽屋裏トークでは、それぞれのキャラクターはどういった立ち位置になっていますか?
早見「ほかの二人がライバルといった感じではなく、本当に和気藹々としています。愛花は、みんなに振り回されつつも、凛子さんに対してはちょっとお姉さん、といった感じでしたね」
丹下「凛子は一番年下の女の子なのですが、けっこうビシバシと、一番言いたいことを言ってました。けっこうお二人には失礼なことを……。もちろん役の上でですけどね(笑)」
皆口「ゲームを録り終わった三人が、自分ではなく、キャラクターで話すといった設定のCDドラマになっているので、内容的には、『あそこはああだったよね』とか『意外とあれはきつかったね』とか、そういった話をしています。ゲーム本編とは違って、ゲームを録り終えた三人のキャラクターが話をしているという感じになっています」
――三人揃って収録をした感想はいかがですか?
早見「最初にお声を聴いたときから、『何て可愛らしいんだ』と思っていまして、早くお二人と一緒のブースで録りたいなっていうワクワク感がずっと今日までありました。でも実際にお会いしたら緊張しちゃって(笑)。オーラから素敵といいますか、今日はこんな近距離でお二方と掛け合ったり、お芝居をしたりできてすごくうれしかったですし、すごく良かったという気持ちでいっぱいです」
丹下「私もうれしいの一言に尽きますね。皆口さんは以前別の作品でご一緒させていただいたこともありますし、こんなところでいうのも何ですが、私が2000年にとある本で『大好きな女性の声の方がいらっしゃいます。内緒です』って書いた方は実は皆口さんです。このゲームには告白が欠かせないので、私も告白しちゃいました(笑)。沙織ちゃんは今回が初めてだったのですが、本当いるだけで癒されるような可愛い沙織ちゃんとご一緒できて幸せでした」
皆口「沙織ちゃんは初めまして、桜ちゃんはお久しぶりです。とにかくゲームの収録のときはすれ違ってばかりだったので、早く一緒に収録できるといいなって思っていました。年齢的にかなり私は年上でお姉さんなので、大丈夫かな? なんて思っていたのですが、意外と沙織ちゃんがいちばんしっかりしていることが判明しまして、これからは何でも沙織ちゃんについていこうと思いました(笑)」
――三人で歌っているテーマソング「永遠ダイアリー」について教えていただけますか?
早見「まさに『ラブプラス』の世界観をそのまま曲にしたような雰囲気の、音だったり、メロディだったり、歌詞だったりになっていまして、歌っているときもすごく"切ない"気持ちになったので、たぶん聴いてくださる方も物語の出来事を思い出しながら、しっとりとひたっていただけると思います」
丹下「三人でハモっているところなど、完成形をぜひ聴いてみたいですね。みんなそれぞれにパートがあって、録っているときは自分のパートだけなので、まだ三人が揃った完成形を聴いていないんですよ。この曲を聴くと、ゲームのいろいろなシーンを重ね合わせられるんじゃないかなっていう内容になっていると思います」
皆口「今日の収録では、"せーの"で三人一緒にコメントするようなところが何回かあったのですが、それが全部一回でOKになったんですよ。そんな三人の声が歌でハモったらどうなるのかなって、個人的にすごく楽しみです」
テーマソング「永遠ダイアリー」は9月2日の発売予定。こちらのサイトでは試聴も可能となっている |
タイトル | 永遠ダイアリー / ラブプラス メインテーマ | ||
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収録曲 |
01. 永遠ダイアリー 02. 高嶺愛花 片想いのテーマBGM (Original Soundtrack) 03. 小早川凛子 片想いのテーマBGM (Original Soundtrack) 04. 姉ヶ崎寧々 片想いのテーマBGM (Original Soundtrack) 05. 永遠ダイアリー (オリジナル・カラオ) |
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歌 | 高嶺愛花 (cv. 早見沙織)、小早川凛子 (cv. 丹下桜)、姉ヶ崎寧々 (cv. 皆口裕子) | ||
2009年9月2日 | 品番 | GFCA-178 | |
価格 | 1,260円 | ||
発売元 | コナミデジタルエンタテインメント | ソニー・ミュージックディストリビューション |
――ゲームでそれぞれのキャラクターを演じながら、自分の経験と重なった部分はありましたか?
早見「愛花は私の周りにいるような子よりもすごく清純で、こんな子が近くにいたらどんな子なんだろうって想像しながら演じたのですが、この子だったらこういう風に振舞うのかなって想像していたところが実際に収録で出てくると、『あ、やっぱり』って、ちょっとうれしかったところもありますね」
丹下「性格的には凛子とかぶるところはあまりなかったのですが、客観的に見ていて、平成の高校生というよりは昭和の高校生という感じがして、たぶん作っている方々の想いがそうさせたのだと思うのですが、そのおかげでスッと役に入れました」
皆口「私が人生で後悔していることの一つに、高校のときに彼氏を作って、手をつないで歩きたかったというのがあるんです(笑)。よく制服でそういう風に歩いていたり、自転車を押しているのを見ると、『あ、ちょっといいな』っていまだに思うので、この『ラブプラス』の中で、そういった疑似体験ができてよかったです(笑)」
――ご自分が主人公だったら、三人のキャラクターの中で誰を狙いたいですか?
早見「私は、順番に全員……。欲張りなんですよ(笑)。三人とも個性がまったく違っていて、その人、その人に合わせて、自分がどのように振舞うのかっていうところが一番楽しみなところだと思うので、決められないですね」
丹下「今日収録した楽屋裏の台本の中にもそういうエピソードがあったのですが、沙織ちゃんが言ったのは『寧々さんパターン』なんですよ。凛子は『二人の先輩に角が立つので言えない』って言うんですけど、私も『寧々さんパターン』がいいですね。みんなそれぞれに魅力があります」
皆口「自分が演じた寧々のことは知っていますが、愛花と凛子の二人がどんな風にデートをしているのかは知らないので、絶対に二人とも狙いにいきます(笑)」
――最後に『ラブプラス』を楽しみにしているファンの方へのメッセージをお願いします
早見「すごく三人とも魅力があって、自分と本当に心が通じているような感覚をもたらしてくれるようなお話になっています。私も本当に相手に気持ちを込めてお芝居をさせていただいたので、そのちょっと恥ずかしい気持ちだとか、照れくさい気持ちだとか、そういうものを感じながら、一緒にラブラブと楽しんでいただければいいなと思います」
丹下「イラストもすごく可愛いですし、お話だけ読んでもキュンとくるようないいお話です。スタッフの方も寝ずに、泊りがけで頑張ってくださいましたし、キャストも素敵なお二方と共演させていただいて、私自身、すごく素敵な作品にこの時期に参加できてとても幸せでした。なので、その感じが出ているといいなと思いつつ、楽しんでいただけたらうれしいです」
皆口「あるもの、ないもの、捨ててしまったもの、忘れてしまったもの、すべてを総動員して、恋愛しました。怒ったりするのは芝居としてできるのですが、誰かを好きだとかっていうセリフは、自分のモチベーションを本気で上げないと言えないんです。なので、三人の本気が詰まっていて、それが伝わるゲームになっていると思いますので、ぜひよろしくお願いします」
――ありがとうございました
ゲームタイトル | ラブプラス |
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対応機種 | ニンテンドーDS |
ジャンル | コミュニケーション |
発売予定日 | 2009年9月3日 |
価格 | 5,800円 |
C (15才以上対象) |
(C)2009 Konami Digital Entertainment |