パナソニックサイクルテックは3日、「リチウム・ビビ」シリーズの電動アシストサイクル「RX-5U」「RX-10S」を発表した。RX-5Uは8月3日に発売されており、価格は12万9,000円。RX-10Sは9月発売予定で、価格は15万5,000円。
RX-5UはU字型のフレームを採用するモデルで、タイヤサイズは26インチ。内装3段の変速機を備える。一方のRX-10Sはスタッガード型のフレームを採用するモデルで、タイヤサイズは27インチ。こちらも内装3段の変速機を装備する。電源はリチウムイオンバッテリーで、RX-5Uが26V-5Ah、RX-10Sが26V-10Ah。充電時間は、RX-5Uが約3時間で、RX-10Sが約5.5時間。
両モデルは、同社としては初となる、回生ブレーキ搭載モデル。下り坂などで、ブレーキをかけると、駆動用のモーターによって発電を行われる。回生ブレーキの採用により、従来モデルに比べて、1度の充電で走行できる距離が大幅に伸ばされている。
RX-5Uを、同じフレーム形状、同じタイヤサイズ、同じバッテリー容量の「リチウム・ビビDX」と比較してみると、オートマチック走行時では、DXが約42km、RX-5Uが約54km、エコモード走行時には、DXが約72km、RX-5Uが約91kmの連続走行が可能。同様に、RX-10Sを同じフレーム形状、同じタイヤサイズ、同じバッテリー容量の「リチウム・ビビタフネス」と比較してみると、オートマチック走行時では、タフネスが約84km、RX-10Sが約108km、エコモード走行時には、タフネスが約144kmkm、RX-10Sが約182kmの連続走行が可能と、どちらも回生ブレーキを採用したモデルのほうが約1.3倍、長距離走行が可能となっている。
なお、従来の同社の電動アシストサイクルでは、後輪がモーターでアシストされていたのだが、新モデルでは前輪のハブ部分にモーターが設置される前輪アシストとなった。また、細かな点ではあるが、前照灯を5-LEDから6-LEDに変更。明るさをアップしている。前照灯は、アシストのオン/オフにかかわらず点灯可能だ。