さらにMySQL Sandboxを活用するにあたり、sbtoolという名のツールが用意されている。sbtoolでできることは次のとおり(一部抜粋)。

  • サーバのクローン(クローン元と先のsandboxが必要)
  • サーバの移動
  • ポート変更
  • sandboxの削除
  • sandboxで使用しているポートのリスト表示

sbtool -o ports実行例。sandboxで利用しているポート番号がリスト表示(左列にポート番号、右列に使用中か否か)される。--only_usedオプションを指定すれば現在使用中のポートのみが表示される

$ sbtool -o ports
 5136  1
15737  0
15738  0
15739  0
$ sbtool -o ports --only_used 
 5136  1

sandboxを削除するときはsbtool -o deleteを実行

$ sbtool -o delete -s $HOME/sandboxes/msb_5_1_36/
sandbox at </Users/hiroaki/sandboxes/msb_5_1_36/> has been removed

インストールからツールに渡り、どれも直感的にあつかえるように工夫されている。MySQL Sandboxとsbtoolをはじめとしたツールを使えば、アドバンスドな要件下でもさくっとMySQLインストール→利用→削除がこなせるようになる。MySQLの試用やテスト利用にはもってこいのプロダクトと言えるのではないだろうか。興味のある方はクックブックを片手に、砂場でいろいろ試してみよう。