映画『劇場版NARUTO-ナルト-疾風伝 火の意志を継ぐ者』の初日舞台挨拶が、8月1日、渋谷シアターTSUTAYAで行われ、ナルト役の声優・竹内順子、カカシ役・井上和彦、監督・むらた雅彦の他、ナルト10周年オフィシャルサポーターとして品川ヒロシ(品川庄司)が登壇し、作品への思いを語った。
その姿を見たMCから、「品川さん、猿飛アスマ(NARUTOに登場するキャラクター)に似ていませんか?」との質問が出ると、「実は2、3年前からアスマを意識した髭と髪型にしていました」とカミングアウトし、「それを言わずに気づいてくれたのはタカアンドトシのタカさんだけでした」と照れながら答えた。
さらに、「忍者の世界は縦社会だと思いますが、芸人さんにも上下関係などはありますか?」という質問には、「ありますね。僕は今田さんに可愛がってもらっているんですけど、(今田さんは)カカシみたいなかっこいい顔ではないので……(笑)。夜中のこの辺(口周り)の青さはハンパじゃないですから! 今田さんの自宅には赤い照明のバーがあるんですけど、赤と青で結果は紫になってます(笑)」と、すかさず先輩を弄って会場を爆笑させていた。
また舞台挨拶の途中、仕事で今回登壇できなかった原作者の岸本斉史から品川へサプライズプレゼントとしてサイン入り色紙が贈られ、これに感動した品川が色紙を眺めたまましばらく固まった後、「これでギャラはいらないですね」とつぶやく場面もあった。
この他、声優陣からは収録中のエピソードが語られ、長年ナルト役を務めながらも今回は特に演技で悩むことが多かったという竹内は、「この映画で和彦さんに色々なアドバイスをもらいました。(話を聞いてもらったのが)飲みの席だったんですけど、それがちょうど2月14日で。バレンタインデーなのに何もなかったんで和彦さんが誘ってくれたんですよ(笑)」と振り返り、これに井上は「恋愛相談じゃなくてよかったなと思いました(笑)」とやり返していた。
また、むらた雅彦監督が、「初回はナルトに注目して皆さんご覧になると思うので、2回目を見るときはシカマルに注目して、3回目は我愛羅、4回目はカカシ、5回目あたりはサイか何かで……」と見どころを説明すると、これに井上が「6回目は監督の気持ちで見てください」と続き、最後は品川が「7回目はアスマで」とオチを付け会場を沸かせていた。
『劇場版NARUTO-ナルト-疾風伝 火の意志を継ぐ者』は全国東宝系にてロードショー中。