NTTブロードバンドプラットフォーム(NTTBP)は31日、特定の公衆無線LANエリアからWi-Fi(無線LAN)でアクセスできる、同社運営の無料のエリアポータルサイト『Wi-Fine』において、iPhone/iPodtouch向けモバイル広告の配信を開始すると発表した。

「Wi-Fine(ワイファイン)」は、全国の鉄道駅、空港、カフェなど、約1,100拠点(約2,200基地局)の公衆無線LANエリアから、Wi-Fi(無線LAN)でアクセスできる無料のエリアポータルサイト。アクセスしているエリアの地図、ちらし、店舗や駅時刻表、ファーストフードクーポンなどのエリアコンテンツと、ニュースや天気、占いなど、どこのエリアでも見られる共通コンテンツを、無線LAN搭載端末で閲覧できる。

今回NTTBPでは、モバイル向けサイトに毎月10億本以上の広告を配信する米Admobと提携。「Wi-Fine」のコンテンツ内に、Admobが広告配信を実施する。

第一段階として、iPhone/iPodtouchで「Wi-Fine」コンテンツにアクセスした場合に、広告出稿者が運営するモバイルサイトへ接続するための広告コンテンツを表示する

第一段階として、iPhone/iPodtouchで「Wi-Fine」コンテンツにアクセスした場合に、広告出稿者が運営するモバイルサイトへ接続するための広告コンテンツを表示。さらに第二段階として、App Storeでコンテンツ・アプリケーションを販売している企業などの広告を、Wi-Fineコンテンツ内で表示するとともに、広告閲覧者がそのままApp Storeでコンテンツ・アプリケーションを購入できるサービスを提供する。

さらに第二段階として、App Storeでコンテンツ・アプリケーションを販売している企業などの広告を表示するとともに、閲覧者がそのままApp Storeでアプリケーションを購入できるサービスを提供する

NTTBPでは、「Admobの広告配信の特長はターゲット検索、ブランディング特定などが可能なことであり、今いるエリアに応じた情報配信を実現するWi-Fineとの相乗効果が期待できる」としている。