NTTドコモは30日、2010年3月期の第一四半期(4-6月)決算を発表した。売上高にあたる営業収益は前年同期比7.3%減の1兆847億5,400万円、営業利益は前年同期比15.1%減の2,518億1,900万円の減収減益だった。
営業利益が前年同期比で減少となった要因として、ベーシックプランより基本使用料が安くなる新販売モデルである「バリュープラン」の契約数増加による音声収入の減少が挙げられる。また、端末販売数も前年同期比12%減の434万台となり、減益要因となった。
一方、端末販売数減少は通常なら営業費用の減少につながり、営業費用の減少は増益要因となるが、第2世代(MOVA)から第3世代(FOMA)への移行促進に伴う費用がかさんだことなどから営業費用が前年同期とほぼ横ばいだったため、大きな増益要因とはならなかった。