パナソニックは28日、屈曲式レンズを採用したフラットボディが特徴の「LUMIX DMC-FP8」を発表した。発売は8月21日で、価格はオープン。推定市場価格は35,000円前後。

光学式手ブレ補正・高感度・動き認識による「トリプルブレ補正」に対応する「LUMIX DMC-FP8」。カラーは、シルバー、レッド、ブラック、ゴールドの4種

DMC-FP8の大きな特徴は、屈曲式レンズ採用によって実現したすっきりとしたフラットデザイン。背面のキーボタン内部にはLEDライトを搭載し、スタイリッシュな外観とともに、快適な操作性をユーザーに提供してくれる。

搭載されるレンズには、広角28mm(35mm判換算)からの光学4.6倍ズームに対応した、ライカ DC バリオ・エルマーレンズを採用。有効1210万画素を活かしたEX光学ズーム機能を状況に応じて用いることで、画質を落とすことなく最大で9.1倍(3M以下のモード時)のズームアップ効果を得ることが可能になっている。

また、本機では「新・手ブレ補正(POWER O.I.S)」を搭載。低周波域(ゆっくりとした手ブレ)の検知精度向上を実現し、夜景や暗い室内などの撮影シーンにおいてより高い手ブレ補正効果を得ることができるようになっている。

DMC-FP8 ※ブラック 前面

DMC-FP8 ※ブラック 上面

人物の顔や風景などを自動認識して最適な撮影モードへ切り替わる「おまかせiA(インテリジェントオート)モード」は、「顔認識」「赤ちゃん認識」「顔&夜景認識」「夜景認識」「風景認識」「接写認識」「動き認識」の7つのシーンの自動判別を実現。さらに、登録した人物の顔を自動認識してピントと明るさを合わせる「個人認識機能」もパワーアップ。1人につき最大3枚まで顔写真を登録し、より高い精度での個人認識が可能になるなどの進化を遂げている。

また、DMC-FP8は、その起動&オートフォーカスの高速レスポンスも売りのひとつ。機構的に屈曲式レンズ搭載機がもともと有利といわれる起動時間は約0.95秒。また、オートフォーカス速度についても約0.25秒という、同様に屈曲式レンズを採用する「DMC-FT1」(約0.46秒)の約1.8倍もの高速レスポンスを達成している(ワイド端撮影時)。

DMC-FP8 ※ブラック 背面。右側のキーボタンがLEDにより青く点灯する

主な仕様は、1/2.33型有効1210万画素CCD、焦点距離5.0~23.0mm(35mm判換算約28~128mm)、約23万ドット2.7型液晶モニター、撮像感度オート/ISO 80~1600(高感度モード時:1600~6400)、内蔵メモリー約40MB、外部メモリーはSD/SDHCメモリーカード、専用リチウムイオンバッテリー(フル充電での撮影可能枚数は約380枚/CIPA規格)、サイズ95.7(W)×59.6(H)×20.2(D)mm(突起部を除く)、重量約131g(本体のみ)。