電通リサーチがこのほど行った調査で、2009年の夏休みの日数および予算が2001年の調査開始以来、最低水準となったことがわかった。調査は、2009年6月18~28日にかけて、東京30キロ圏内に住む15~59歳の男女を対象に実施。630件の有効回答の集計結果がまとめられた。
その結果、2009年の夏休みの予定休暇日数の平均は5.6日で、前年の6.5日からおよそ1日減少した。また、夏休みの予算の平均は前年の10万7,000円から8万8,000円に縮小。日数、予算ともに2001年の調査開始以降過去最低の水準となった。
夏休みの過ごし方では、26・8%が「帰省」と回答し、前年同様トップとなった。以下は「国内旅行」が23%で前年の19.6%から上昇した一方で、「海外旅行」の回答は前年の7.8%から4.3%に大幅に減少している。
一方、理想の夏休みの過ごし方についても、前年まで2年連続トップに挙げられていた「海外旅行」の割合が減少。代わって「国内旅行」がトップに立ったほか、「帰省」、「遊園地・テーマパーク」も割合を伸ばし、現実の状況同様に、理想の夏休みも、海外旅行から近場で過ごすことに嗜好がシフトしてきている傾向がうかがえる。