SBIホールディングスは27日、子会社のSBIプロスパーを通じてWebサイトを介した個人間融資「ソーシャルレンディング」事業運営の準備を開始することを発表した。

ソーシャルレンディングは、資金を運用したい個人から資金の需要がある個人に対しての融資をWebサイトを通じて仲介する事業。日本においては昨年「maneo」が国内初のソーシャルレンディングとしてサービスを開始している。

同社では2007年に米国の個人間融資大手プロスパー・マーケットプレイス・インクとのジョイントベンチャーとして、SBIプロスパーを設立した。日本において同事業を開始するに当たり、貸金業法など法的側面などについて関係当局との話し合いが進められて来たが、最終的に国内法規制を遵守した運営が可能であると判断されたため、早期のサービス提供に向けて本格的な準備が開始されることになったという。

ビジネスモデルやサービス開始時期について「現段階では話せる状況でない」(同社広報)が、「早ければ年度内」(同)の提供開始を目標にしているとのことだ。