NTTドコモ、イオン、イオンクレジットサービスの3社は24日、携帯電話を活用したマーケティング事業を行う新会社、イオンマーケティングを設立したと発表した。マーケティング事業、会員販促を請け負うクラブサポート事業、モバイル事業を展開するとしている。

3社はイオンマーケティングの設立について、2009年3月31日に報道発表。これによると、イオンマーケティングでは、イオングループの商品・売場・サービスと、ドコモの行動支援サービスを融合し、両社の強みを活かしながら携帯電話による先進的なプロモーション活動を実施する。

イオンマーケティングの「マーケティング事業」ビジネスモデル(出典:2009年3月31日報道発表資料)

イオングループの顧客マーケティング情報センターと位置づけ、イオングループで横断的に共通利用できる顧客マーケティング情報データベースを構築し、「イオングループの顧客洞察力を高めていく」(3社)としている。

また、新会社は新たに「イオンモバイル会員(仮称)」を募集し、ケータイメールやモバイルサイトを通じて、顧客一人ひとりの嗜好や、ライフステージ、ライフスタイルに合わせた商品や売場の情報を提供する。

イオンマーケティングの「モバイル事業」ビジネスモデル(出典:2009年3月31日報道発表資料)

イオングループではこうした取組により、「プロモーション効率向上、店舗の集客と買上率の拡大、商品・売場・サービスの改革、グループ横断的な情報提供などの効果を追求していく」としている。

さらに、NTTドコモのケータイを利用するユーザーには、「iコンシェルなどの先進的な情報配信サービスを活用し、より利便性の高いサービスを提供していく」としている。