元モーニング娘。の石川梨華らが出演するミュージカル『オペラ・ド・マランドロ~リオデジャネイロ1941~』の公開稽古が25日、都内にて行われた。
『オペラ・ド・マランドロ』は、ブレヒトの傑作『三文オペラ』を下敷きとした作品。1941年のブラジルを舞台に、ならず者たち(マランドロ)の首領・マックス(別所哲也)と、街の権力者の娘・ルー(石川梨華)が親に内緒で結婚したことから、マックスの愛人で娼婦のマルゴ(マルシア)、ルーの両親(小林勝也・杜けあき)らを巻き込んで物語は展開する。
故郷・ブラジルを舞台とした作品に気合十分のマルシアと、ハロプロ卒業後初の本格的なミュージカルに挑む石川とが、一人の男をめぐり争う同作。製作発表で、「だらしない男がぴったり」とマルシアからツッコまれていた別所が、悪党ながら何故か憎めない色男を好演。全編をとおしてブラジル音楽にのせて展開されるストーリーは、歴史的背景も踏まえつつ、ブラジルの陽気さを存分に味わえ、出演者たちの色鮮やかな衣装も目を楽しませてくれる。出演陣には、石川、マルシア、別所のほか、オカマ役? の田中ロウマ、マックスの悪友にして刑事役の石井一孝など実力ある個性派たちが顔を揃える。
『オペラ・ド・マランドロ』は、東京芸術劇場(東京・西池袋)にて7月25日から8月2日までの期間で上演(※地方公演あり)。詳細はこちら。