テクニカ、テレビ用の外部スピーカーやヘッドホン「SOUND ASSIST」シリーズ発表

オーディオテクニカは24日、テレビ用スピーカー「AT-MSP3TV」「AT-SP770TV」、テレビ用のヘッドホン「ATH-C370TV」を発表した。発売は、8月21日を予定している。価格は、AT-MSP3TVが2,520円、AT-SP770TVが2万5,200円、ATH-C370TVが3,675円となっている。

AT-MSP3TVは、パッシブタイプのモノラルスピーカー。夜間など、あまり大きな音を出したくない場合に、テレビの音を、自分の近くで鳴らすための製品だ。接続コードは5mあり、先端は3.5mmステレオミニプラグとなっている。パッシブ型ではあるがボリュームコントロールが搭載されており、手元で音声の調節が可能だ。

AT-SP770TVもAT-MSP3TVと同じテレビ用のスピーカーだが、こちらはワイヤレスタイプの製品。使用している電波は2.4GHz帯で、到達距離は約25m。製品は、充電式スピーカーの「AT-SP770R」とトランスミッターの「AT770TX」から構成され、AT770TXは、テレビのイヤホン端子、あるいはライン出力端子のどちらにでも接続可能。ライン出力に接続した場合は、テレビ側の音声はオフにならないため、夜間などだけでなく例えばリビングに設置してあるテレビの音声を、キッチンなど少し離れた場所で聞きたいときなどにも利用可能だ。また、音声などを聞きやすくする「はっきり音」機能も搭載。同機能は、SRS LabsのSRS Dialog Clarity技術を使ったもので、人の音声の帯域を強調することで、セリフなどが音楽や効果音に埋もれずに、はっきりと聞き取ることができるようになる。トランスミッターは充電器にもなっており、スピーカー部分のAT-SP770Rをトランスミッターの上にセットするだけで充電が可能だ。AT-SP770にはニッケル水素バッテリーが内蔵されており、約12時間の連続使用が可能となっている。スピーカーの出力は1W×2。

ATH-C370は、3.5mのコードが付属するテレビ用のインナーイヤーヘッドホン。AT-SP770TVと同様に、はっきり音機能も搭載される。電源は単4電池×2だが、はっきり音機能を利用しない場合には、電池を入れなくても普通のヘッドホンとして利用可能だ(電池を入れない場合でも、ボリュームコントロールは使用できる)。なお、このタイプの製品は、夜間などだけでなく、入院中の人などにも人気のある製品とのことだ。